改訂3版の序
本書「イラスト解剖学」の初版が世に出てから4年と6ヶ月の月日が流れた.内容的には多くの不満を残したままの出版であったにもかかわらず,多くの読者から「表紙が派手」「焼肉店で役に立った」という身に余る評価を頂き,絶版にもならずに今日まで持ちこたえて来ることができた.これは,ひとえに本書を購入して下さった方々のお陰である.そして今回,初版で抱えていた不満を,わずかながら解消する機会が巡ってきた.増補改訂という願ってもないチャンスである.
改訂にあたり,まず最初に表紙を修正した.初版の読者が気づかれたかどうか分からないが,ガイコツの左前腕の橈骨と尺骨の位置関係が間違っていたからである.もしご指摘があったら賞金を進呈してもよいと思っていたが,幸いにもそのようなご指摘はなく,出版社の方々にも気づかれないまま今日に至った.
一方,イラストや文章の不備については,多くの方々から「鬼の首でもとったような」ご指摘を頂戴した.しっかりと読んで「あら探し」して下さった証拠であろう.このような方々の熱意に押される形で改訂をすすめてきたが,ようやく一段落させることができた.今はただただ,読者の方々に「初版より少し良い」と思って頂ければ,と願っている.
もちろん改訂版にもまだまだ不足や不満が残されており,欲深い話であるが,機会があればさらに良いものにしたいと考えている.そのためには,読者各位の「あら探し」にかける情熱と「鬼の首でもとったような」ご指摘が不可欠であり,重ねてご協力をお願いする次第である.
改訂作業中は,小林靖博士(杏林大学医学部助教授)には神経系全般の記載について,白石尚基博士(同 講師)には臨床解剖学を中心とした多くの助言とご教示を賜った.お二人に深く感謝申し上げたい.また,中外医学社企画部の小川孝志氏,編集部の久保田恭史氏には,改訂版出版に多大なるご尽力を賜った.この場をお借りして厚く御礼申し上げる.
2001年12月
松村讓兒
初版の序
肉屋でロースとかヒレ,サーロイン,スペアリブといった言葉を聞いてもだれも不思議には感じない.焼肉店に行っても,何の疑問もなくハツ,カルビ,タン,サガリなどと言って注文している.しかし大半の人はどこの部分か分っていないで食べているようだ.それでも食べるのをやめて考え込んだりせず,これらの言葉と気楽につきあっている.ところが,これが解剖学となると途端に拒絶反応が起こる.とくに学生は必要もないのに肩肘張って勉強しようとし,楽しむことを放棄してしまうのである.
多くの学生は「解剖学を勉強するには暴力的な暗記が必要不可欠である」と考えている.また,医師になってからも同じように考える人は少なくない(こういう人々は解剖学に憎しみさえ感じているかもしれない ・・・).解剖学がこのように評価されるのは,解剖学が医学教育の最初にでてくる科目であることが影響している.なにせ,今まで聞いたこともない医学用語が大挙してでてくるため,学生たちの多くはパニックに陥るのである.
本書はこのような悲惨な状況を少しでも和らげ,解剖学を気楽に学べる導入となることを目的としている.単なる項目の羅列ではなく,黒板に描く程度の図も含めて小講義の体裁をとった.各章は器官系ごとにまとめてあるが,どこから読んでも良いように1頁ごとの読切形式を原則とした.気楽に「なるほど」を繰り返して頂ければ,著者の目的は遂げられたということになる.
もちろん本書には不満も数多く残されており,機会があればより良いものに直して行きたいと考えている.そのためには読者のご批判やアドバイスが不可欠であり,切にご協力をお願い申し上げる次第である.
本書の執筆に際しては,適格なご助言を頂いた小林靖博士(杏林大学医学部講師)はじめ,第一解剖学教室員各位にご助力を頂いた.この場をお借りして感謝申し上げる.また,出版に当たっては中外医学社企画部の小川孝志氏,編集部の久保田恭史氏にご協力頂いた.深く感謝申し上げたい.
1997年7月
松村讓兒
目次
第I章 解剖学の基礎知識
人体の区分 2
身体表現のきまり 3
細胞について 4
組織について 5
腫瘍について 6
器官と器官系について 7
ヒトの発生について 8
受精から二層性胚盤まで 9
胚と呼ばれる時期 10
三層性胚盤と胎生期以後 11
第II章 運動器系
【骨・筋の基礎知識】
骨について 14
骨の役割 15
骨の構造 16
骨組織の話 17
骨の発生 18
骨の連結 19
関節について 20
関節の分類 21
筋について 22
骨格筋について 23
筋の補助装置について 25
【背部の骨格と運動】
脊柱について 26
ヒトの脊柱の役割と特徴 27
高さの基準としての椎骨 28
椎骨の基本形態 29
特殊な形の椎骨 30
頚椎・胸椎・腰椎・仙骨 31
脊椎の連結 32
脊柱の運動 33
脊柱各部の運動 34
頚・胸・腰椎の違いと運動性 35
脊柱の運動に働く筋 36
脊柱起立筋 37
横突棘筋 38
頚部の運動と働く筋 39
胸鎖乳突筋の話 40
居眠りの筋と後頭下筋 41
首や背骨を動かす筋の支配神経 42
背部の筋のまとめ 43
頚部の筋のまとめ 44
舌骨に付着する筋 45
脊柱の疾患について 46
ぎっくり腰と椎間板ヘルニア 47
【胸腹部の骨格と運動】
胸郭 48
胸部の打診と聴診 49
肋骨を中心として 50
胸郭: 骨の連結 51
胸郭の運動: 呼吸運動 52
横隔膜について 53
腹部の区分 54
腹壁の筋 55
腹直筋について 56
腹壁の筋の支配神経 57
腹壁の筋はどんな働きがあるか? 58
鼡径管ってどんな管? 59
ヘルニアについて 60
腹壁の筋膜について 61
【骨盤の骨格と運動】
骨盤とその機能 62
寛骨について 63
骨盤の全体像 64
産道としての骨盤と性差 65
骨盤径と骨盤計測 66
骨盤の連結 67
会陰とは? 68
骨盤底の筋: 骨盤隔膜 69
尿生殖隔膜 70
会陰の神経支配 71
【上肢の骨格と運動】
上肢とその骨 72
鎖骨とは? 73
肩甲骨と肩の運動 74
肩甲骨の運動に働く筋 75
肩関節 76
肩関節の運動 77
肩関節の運動に働く筋 78
腋窩と腋窩隙 80
肩関節の運動に働く筋の支配神経 81
腕神経叢の障害 82
上腕骨の近位端〜上腕骨体 83
上腕骨の遠位端 84
肘関節について 85
肘関節の運動と筋 86
肘の臨床関連事項 87
橈骨と尺骨 88
橈骨と尺骨の連結 89
手の骨について 90
手の関節 91
手首の運動と筋 92
前腕の屈筋 93
前腕の伸筋 94
屈筋支帯(手根管)と伸筋支帯 95
手と指の筋 96
手のひらの筋: 虫様筋と骨間筋 97
上肢の筋の神経支配 98
【下肢の骨格と運動】
下肢とその骨 99
大腿骨について 100
股関節の話 101
股関節の運動 102
股関節の屈曲に働く筋 103
股関節の伸展に働く筋 104
股関節の内転に働く筋 105
股関節の外転・内旋と殿筋注射 106
股関節の外旋に働く筋 107
大殿筋の深層 108
筋裂孔・血管裂孔・大腿三角 109
内転筋管〜膝窩 110
股関節の発達と先天性股関節脱臼 111
大腿骨頭の栄養血管 112
膝関節の話 113
膝関節の動きと働く筋 114
脛骨・腓骨・足関節 115
足関節の動きと働く筋 116
下腿三頭筋とアキレス腱 117
足の屈筋支帯(足根管)と伸筋支帯 118
足の骨と足弓 119
足の筋について 120
下肢の筋の神経支配は? 121
【頭部の骨格と筋】
頭蓋の話 122
頭蓋を構成する骨 123
頭蓋の骨の連結 124
頭蓋冠とその表面 125
外頭蓋底について 126
内頭蓋底について 127
頭蓋の発育 128
新生児頭蓋: 泉門を中心として 129
眼窩について 130
鼻腔の話 131
鼻腔を構成する骨 132
副鼻腔とは? 133
副鼻腔の臨床 134
翼口蓋窩とそこにあるもの 135
側頭骨について 136
耳の構造と側頭骨 137
鼓室の周辺 138
内耳の構造 139
側頭骨岩様部の管 140
頭蓋の孔を構成する骨 141
頭蓋の孔を通るものをまとめる 142
表情をつくる筋 143
表情筋にはどんなものがあるか 144
咀嚼筋 146
鰓弓について 147
第III章 循環器系
【循環器系の総論】
循環器系 150
心血管系について 151
特殊な血管系 152
血液・血管系の役割 153
うっ血と充血 154
血管の構造 155
血管の臨床関連事項 156
心拍出量ほか 157
【動脈系の概略】
大動脈の枝と分布先 158
脈拍を触れる動脈 159
上行大動脈〜大動脈弓 160
胸大動脈の枝 161
腹大動脈の枝 162
大動脈瘤の話 163
【頭頚部の動脈】
総頚動脈を中心に 164
外頚動脈とその枝 165
顎動脈の走向と枝の行方 166
内頚動脈を中心として 167
【上肢に向かう動脈】
鎖骨下動脈 168
鎖骨下動脈と斜角筋隙 169
鎖骨下動脈の枝の追跡 170
腋窩動脈とその枝 171
胸背部の動脈連絡について 172
上腕動脈とその周辺 173
前腕の動脈を中心に 174
手の動脈について 175
【腹部と骨盤部の動脈】
前腸・中腸・後腸動脈って? 176
腹腔動脈 177
上腸間膜動脈とその枝 178
下腸間膜動脈とその枝 179
骨盤部の動脈分布 180
内腸骨動脈の枝はどこに行く? 181
閉鎖管と陰部神経管 182
【下肢に向かう動脈】
大腿動脈と大腿深動脈 183
内転筋管について 184
膝周辺の動脈 185
下腿〜足の動脈 186
【静脈系について】
静脈系の概要 187
上大静脈とその領域: 頭頚部 188
上肢の静脈系と皮静脈 189
門脈系の話 190
門脈系の発生: 初期の段階 191
門脈が形成される頃 192
門脈系の側副路 193
門脈圧亢進症って? 194
奇静脈系 195
下肢の皮静脈 196
静脈系の臨床関連事項 197
【リンパ系について】
リンパ管系について 199
リンパ管系の全体像 200
リンパ本幹について 201
頭頚部のリンパ系 202
上肢のリンパ系 204
下肢のリンパ系 205
胸壁のリンパ系 206
胸部臓器のリンパ系 207
腹部のリンパ系 208
骨盤部のリンパ系 209
ウィルヒョウとロッテル 210
リンパ組織とリンパ器官 211
脾臓はどこにある? 212
脾臓の組織とはたらき 213
胸腺の話 214
【心臓の解剖と機能】
心臓について 215
心臓の形 216
心臓の位置 218
X線でみる心臓: 正面像 219
X線でみる心臓: 斜位像 220
縦隔について 221
心臓の内景 222
心臓の壁と心膜(心嚢) 224
心膜洞・心タンポナーデ 225
線維輪と心筋の構築 226
心臓の弁について 227
乳頭筋の働きと弁 228
心音とその聴診 229
心雑音について 230
刺激伝導系 231
心臓収縮のコントロール 232
不整脈って何だ? 233
心臓が痛いとき 234
冠状動脈とその分布 235
冠状動脈の枝をみる 236
狭心症と心筋梗塞 237
心臓の静脈 238
【循環器系の発生】
心臓発生の始まり 239
心臓発生の初期 240
心房心室の区分 241
肺動脈幹と大動脈基部の形成 242
弁の形成 243
刺激伝導系の発生 244
心臓の静脈系の発生 245
発生初期の血管系 246
鰓弓動脈と生後の主要動脈 247
胎児循環の特徴 248
【先天性心疾患】
先天性心疾患 250
右心症あるいは右胸心 251
ファロー四徴症について 252
心房中隔欠損症と卵円孔開存 253
心内膜床欠損症 254
心室中隔欠損症 255
アイゼンメンゲル症候群 256
動脈管開存症 257
第IV章 内臓系
【消化器系の概略】
内臓と五臓六腑 260
消化器系 261
消化管の機能: 消化と吸収 262
下痢についての話 263
排便と便秘について 264
消化器の神経支配 265
腹痛を中心として 266
消化管壁はどうなってんだ 267
【口から食道まで】
口腔について 268
歯の話 269
舌について 270
舌を動かす筋 271
舌の発生と神経支配 272
唾液腺・口腔腺 273
唾液の分泌 274
咽頭とは? 275
嚥下について 276
嚥下に働く筋: 口腔期〜咽頭期 277
嚥下に働く筋: 咽頭期 278
食道の走行 279
食道の構造 280
食道の筋層 281
噴門の構造 282
下部食道括約筋とゲップ 283
食道の血管分布 284
のど元過ぎれば熱さ忘れる理由 285
【胃から肛門まで】
腹部消化管について 286
胃について 287
胃の位置 288
胃の形態 289
胃の腺と粘膜 290
胃の筋層の特徴 291
嘔吐はどのようにして起こるか 292
小腸について 293
十二指腸 294
十二指腸に関するメモ 295
空腸と回腸 296
メッケル憩室と腸管の発生 297
大腸について 298
消化管内ガスについて 299
回盲部を中心に 300
結腸の構造 301
腸管の構造と臨床 302
直腸と肛門 303
発生からみた肛門 304
痔について 305
【腹膜と腸間膜について】
腹膜・腹膜腔とその底部 306
腹膜腔の凹み 307
腹膜後器官 308
腹膜腔の発生を中心に 309
腸管膜の形成 311
大網の形成 312
十二指腸付近の腹膜 313
消化管と間膜 314
【肝・胆・膵】
肝臓のかたち 315
肝臓の血管 316
肝臓の区域 317
肝臓の組織構造と機能 318
肝臓と腹膜との関係 319
小網と網嚢孔 320
胆嚢 321
胆路の神経支配と胆汁 322
膵臓: すべて(pan)肉(creas) 323
膵臓の外分泌機能 324
膵臓の内分泌機能 325
膵臓の発生 326
【呼吸器系: 気道】
呼吸器系の区分 327
鼻腔の話 328
クシャミについて 329
鼻腔・咽頭・眼窩・中耳 330
のどの仕組み: 喉頭の支柱 331
喉頭の内部構造 332
喉頭の筋と発声 333
気管 334
気管支 335
気道: 少しだけ組織学 336
咳としゃっくり 337
【呼吸器系: 肺】
肺の話 338
肺の葉と区域 339
X線でみた肺 340
胸膜について 341
肺の組織はどうなってんだ 342
呼吸器の発生 343
組織でみる肺の発生 344
肺の機能血管と栄養血管 345
肺の臨床関連事項 346
【泌尿器の話】
泌尿器系の全体像 347
腎臓について 348
腎臓の断面 349
尿の生成と腎臓の組織学 350
腎盤(腎盂)と尿管 351
尿路結石と神経・血管 352
膀胱について 353
膀胱の構造 354
排尿のしくみ 355
尿道について 356
泌尿器の発生 357
【生殖器について】
男性生殖器 358
精巣と精巣上体 359
陰嚢と精巣下降 360
精巣の臨床関連事項 361
精管と精索 362
精嚢・前立腺・尿道球腺 363
おチンチン(陰茎)について 364
勃起の起こる機序 365
射精のメカニズム 366
女性生殖器の話 367
子宮・卵巣の支持装置 368
卵巣について 369
卵管を中心に 370
子宮〜腟にかけて 371
女性生殖器のリンパ 372
生殖器の発生 373
乳房と乳腺 374
第V章 神経系と感覚器
【神経系の総論】
神経とは? 376
神経系の誕生と進化 377
末梢神経の分類 378
神経組織について 380
神経細胞の話 381
神経細胞の進化 382
髄鞘と神経鞘 383
神経の連絡: シナプス 384
ニューロンの変性と再生 385
神経膠細胞 386
神経系の初期発生 387
神経細胞と神経膠細胞の発生分化 388
血液・脳関門 389
脳浮腫になると 390
【脳のかたち】
中枢神経系 391
脳の区分 392
脳の発生 393
脳を包む膜: 髄膜の話 395
硬膜について 396
髄膜と出血 397
脳ヘルニア 398
頭蓋内圧亢進 399
【脳室・髄液・血管系】
脳室について 400
髄液の循環 401
髄液から何が分かるか? 402
水頭症って? 403
脳に分布する動脈 404
脳に向かう血管の障害 405
脳における各動脈の分布域 406
脳表面の動脈 407
脳に入り込む動脈: 中心枝 408
脳の静脈と硬膜静脈洞 409
海綿静脈洞 410
【大脳の外観と皮質】
終脳のしくみ 411
大脳半球の表面 412
前頭葉の外観 414
頭頂葉の外観 415
側頭葉と後頭葉の外観 416
大脳皮質 417
大脳皮質の組織をのぞく 418
場所による新皮質の違い 419
新皮質の機能局在: ブロードマン領域 420
新皮質の機能局在: 運動中枢 421
1次運動野の体部位局在 422
新皮質の機能局在: 感覚中枢 423
新皮質の機能局在: 言語中枢 424
発話機構について 425
視覚野と聴覚野 426
連合野について 427
【辺縁系・大脳核・大脳髄質】
嗅脳系 428
大脳辺縁系について 429
扁桃体と情動 430
海馬体について 431
海馬とその線維連絡 432
記憶について 433
大脳核あるいは基底核 434
大脳核の機能と線維連絡 435
ハンチントンとパーキンソン 436
大脳髄質と神経線維 437
交連線維と左右大脳半球の連絡 438
投射線維 439
内包って? 440
内包の神経線維束 441
内包の血管分布 442
【間脳】
間脳について 443
視床とは? 444
主な視床核と線維連絡 445
視床上部と松果体 447
視床下部 448
視床下部の内部構造 449
【脳幹を中心に】
中脳ってどこ? 450
中脳の形と働き 451
中脳上丘レベルの構造 452
中脳下丘レベルの構造 453
橋についての話 454
橋の中身 455
延髄 456
延髄の中身 457
脳幹に分布する動脈 459
延髄外側症侯群 460
脳神経核の分類と配列 461
脳幹網様体 463
網様体の入力・出力 464
【小脳】
小脳 465
機能からみた小脳 466
小脳の内景 467
小脳の核について 468
小脳の線維連絡: 入力線維 469
小脳の線維連絡: 出力線維 470
大脳・小脳連関 471
小脳に分布する動脈 472
小脳障害の部位診断 473
【脊髄について】
脊髄の外形(1) 474
脊髄の外形(2) 475
脊髄の動脈 476
脊髄髄膜の話 477
腰椎穿刺 478
脊髄の輪切り 479
脊髄灰白質はどうなっているか 480
脊髄にみられる神経細胞 481
脊髄白質の神経路(1) 482
脊髄白質の神経路(2) 483
脊髄反射 484
脊髄分節と感覚・運動・反射 486
【伝導路の話】
伝導路 487
錐体路 488
皮質延髄路あるいは皮質核路 489
錐体外路系とは? 490
脊髄レベルの錐体外路系 491
感覚路(1): 識別型精細触・圧覚 493
感覚路(2): 非識別型粗大触・圧覚 494
感覚路(3): 温・痛覚 495
感覚路(4): 深部感覚 496
顔面の感覚路 497
感覚解離? 498
【特殊感覚の伝導路】
味覚の伝導路 500
嗅覚の伝導路 501
視覚路 502
視覚中枢 504
対光反射とその経路 505
調節反射とその経路 506
視覚路の障害 507
【視覚器を中心に】
視覚器: 眼球 508
眼球外膜: 強膜と角膜 509
脈絡膜・毛様体・虹彩 510
網膜と眼底 511
網膜の組織構造 512
うっ血乳頭 513
水晶体 514
眼房水と眼圧 515
外眼筋とは? 516
外眼筋と眼球運動 517
眼球運動と支配神経 519
眼瞼とモノモライ 520
涙の話 521
涙の分泌に関わる神経 522
【聴覚・平衡感覚器】
耳の仕組み: 音を聞く 523
聴覚の伝導路 524
平衡感覚器 525
平衡感覚の伝導路 526
前庭動眼反射 527
【脳神経について】
脳神経について 528
脳神経の区分と線維構成 529
三叉神経について 531
三叉神経の伝導路 533
顔面神経 534
顔面神経の中枢性麻痺 535
顔面神経の末梢性麻痺 536
舌咽神経 537
迷走神経 538
迷走神経の線維成分 539
副神経について 540
舌下神経とその障害 541
【脊髄神経と自律神経系】
脊髄神経 542
皮膚分節(デルマトーム) 543
頭部の皮神経 544
脊髄神経叢とは 545
頚神経叢 546
腕神経叢 547
上肢の皮神経 548
腰神経叢 549
仙骨神経叢 551
坐骨神経について 553
殿部〜下肢の皮神経 554
自律神経系について 555
自律神経系の全体像 556
交感神経幹 558
頭頚部の自律神経系 559
腹部の自律神経系 560
骨盤部の自律神経系 561
付.人名のついた用語 562
索引 582
七面倒くさい単位の話
(1)日本の単位 12
(2)米英の単位 148
(3)メートル法など 258