改訂5版の序

 本書の初版が刊行された1972年7月から,1980年,1987年,1995年と改訂を重ね,今回改訂5版を刊行することとなった.過去30年間にわたりご愛顧いただいた読者の方々に厚く感謝申し上げます.

 今回は,本書の書名を「正常値と異常値の間--その判定と対策--」から「基準値と異常値の間--その判定と対策--」に変更した.改訂4版を刊行した1995年頃は基準値,基準範囲という言葉が漸く認識され始めたばかりであったので,総論で新しい言葉の背景を説明し,書名は旧版を踏襲することとした.その後,厚生省による医師国家試験出題基準の中から正常値,正常範囲という言葉が消えて,基準値,基準範囲という言葉が採用された.したがって,基準値,基準範囲という言葉が医学界はもとより,一般社会でも広く認識されるようになった.まだ一部の識者,市民の間に混乱が残っているし,検査室の対応も予測されたほど進んでいないように思われる.基準値を正しく理解することなく,臨床検査結果の正しい判定はできない.

 本書の基本的編集方針には変更はないが,日常診療ではほとんど使われなくなった検査項目を削除し,新しい有用な検査項目を追加して,多くの新しい執筆者に原稿の執筆を依頼した.今回はじめての試みであるが,各章の初めに「検査のピットフォール」を加え,それぞれの検査項目の執筆内容とは別の観点から,日常診療における検査利用上の注意点を中心にまとめた.その執筆には,全体の調整を図るために編集者が担当し,検査室側での最近の話題,問題点など,医療の第一線で活躍する臨床医,医療関係職の方々に届きにくい情報を含めるように努めた.今後とも,読者からの相変わらぬご叱正を頂ければ幸いである.

  2001年9月

    河合 忠

初版の序

 病気の診断や予後決定には,正確な病歴や診察所見が重要な役割を演じることはいうまでもないが,20世紀とくにその後半の臨床検査のめざましい進歩は,診断や予後判定の水準を驚くべきほどに高めたことは誰もが認める事実である.

 検査値の中には,病状によりその変動が目立つものと,目立たないものとがある.後者の場合でも,検査方法が進歩して,その目盛が細かく出されれば出されるほど,わずかな変動も診断学的意義をもってくる.

 また,病気が早期に発見されるにつれて,検査値の変動が目立たないこともしばしばみられる事実である.

 病状が落ちつく過程において,検査値の改善がどのような傾斜でみられるか,それが急激に正常値に近づく場合と,徐々に改善される場合とがあるが,それは病気の性質や検査内容によってまちまちである.そのような場合に,わずかの変動が,どのような診断学的,または予後学,治療学的の意味をもってくるかを正しく判別することが必要になってくる.

 わずかな検査値の動きを,あたかも化学天秤の針のゆれを拡大してみる時のようなきめ細かさで注視し,その意義を正しくつかむためには,病気ならびに検査法そのものに対する学理的,技術的な細かい知識と経験が要請される.

 このように考えると,まずわれわれが大ざっぱに心得ていると思っている正常値を,ここでもう一度細かく再検討し,その検査値の生理的変動,年齢差による変動,検査方法による変動などを正しく心得ておかなければならない.

 もちろん,その検査上の誤り,すなわち技術的誤りや誤差,検体の取り扱い上に起こる問題,ならびに偽陽(陰)性の可能性についての知識をも心得てこそ,高いレベルの診断技術が獲得されるのである.

 そのほか,いわゆる境界値といわれるものの正確な把握はどうすれば可能であろうか.境界値といわれるものも正常から異常への境界値と,異常から正常への境界値では,その意味は診断や治療の観点からは明らかに区別されなければならない.

 境界値の読みいかんによって,治療を早期にスタートさせたり,患者に安静を命じたり,またその逆に,治療を中止し,もとの生活に早く戻すということもなされるのである.

 また境界値が得られた時,いつの時期に同じ検査の再検を行うべきか,また他に組み合わせる検査のセットとして何々が適切であるか,境界値が薬物治療上の影響として現われるかどうかなど,臨床医学上の重要な問題が数多く提起されるわけである.

 以上のようなことをふまえて,検査が正しく行われたか否かを監視し,検査値のもつ正確さや誤差を心得,そのわずかな変動を注視して,検査室からの報告書の背後にある意味を読みとることは,臨床検査と,ベッドサイドでの患者の観察経験を長年もっている専門家によってこそ正しくなされるものといえよう.

 その意味で,本書は数多い臨床検査を整理して,それぞれの専門家に分担してもらい,専門家にしてはじめて自信をもって発表できる有益な学問的・経験的情報を収集した次第である.ところが,医療がいつまでも経験にのみ頼ることは許されない.客観化できるものはできるだけ客観的に整理することが必要で,近年,推計学的ならびに情報科学的な取り扱いが注目されはじめているのはそのためである.貴重な経験の上にきめ細かい観察がなされ,さらにそれに科学性をもたせることによって一層その価値が増すものであろう.そこで関連した基礎的な論文を併せて収録したわけである.

 本書はまた,検査値の解説だけでなく,そのわずかな変動値から,早期に患者の生活を指導し,適切な治療をするための示唆が専門家によってなされている.

 最後に,この検査のわずかな異常値,または境界値をもって,あるいは疑陽性反応をもって,いたずらに患者に iatrogenic disease をおいかぶせる不幸を作らないためにも,本書は臨床医の適切な指導書となることを信じて疑わない.

 

  1972年6月

    日野原重明

    河合 忠


目 次

 

〔総 論〕

1.基準値と境界値とカットオフ値…〈河合 忠〉  1

2.小児の基準値…〈河合 忠〉  6

3.高齢者の基準値…〈河合 忠〉  8

4.検査結果の共通表示法…〈丹羽正治 河合 忠〉  11

 

〔各 論〕

I.尿検査

1.尿検査のピットフォール…〈河合 忠〉  16

2.尿 量…〈伊藤機一 金子良孝〉  17

3.比重・浸透圧/尿濃縮試験…〈浅野 泰〉  22

4.総蛋白(定性・定量)…〈浅野 泰〉  25

5.Bence Jones蛋白…〈河合 忠〉  28

6.微量アルブミン…〈長坂昌一郎〉  30

7.尿糖(グルコース)…〈長坂昌一郎〉  33

8.ケトン体…〈長坂昌一郎〉  35

9.クレアチニン,クレアチニン-クリアランス…〈浅野 泰〉  37

10.尿潜血反応…〈伊藤機一〉  42

11.尿沈渣…〈伊藤機一〉  47

12.低分子蛋白 : β2-マイクログロブリン,α1-マイクログロブリン…〈伊藤喜久〉  54

13.N-acetyl-β-D-glucosaminidase(NAG)…〈伊藤喜久〉  58

II.便検査・胃酸検査

1.便検査・胃酸検査のピットフォール…〈河合 忠〉  62

2.便潜血・ヘモグロビン…〈信田亜一郎 浅香正博〉  63

3.PFD試験(Bentiromide試験,BT-PABA試験)…〈信田亜一郎 浅香正博〉  66

III.穿刺液検査

1.穿刺液検査のピットフォール…〈河合 忠〉  69

2.脳脊髄液…〈栃木捷一郎 川上正人〉  70

3.漿膜腔液(胸腹水など)…〈栃木捷一郎 川上正人〉  74

IV.血液学的検査(1)末梢血液検査

1.末梢血液検査のピットフォール…〈河合 忠〉  77

2.赤 沈…〈河合 忠〉  79

3.赤血球一般検査(赤血球数,ヘモグロビン,ヘマトクリット,赤血球指数)…〈桑島 実〉  81

4.網赤血球数…〈桑島 実〉  88

5.血小板数…〈尾崎由基男〉  91

6.血小板機能検査…〈尾崎由基男〉  94

7.白血球数,白血球分類…〈桑島 実〉  98

8.リンパ球サブセット…〈桑島 実〉  103

9.好酸球数…〈桑島 実〉  107

10.赤血球抵抗試験…〈藤井寿一〉  109

V.血液学的検査(2)血液凝固・線溶検査

1.血液凝固検査のピットフォール…〈河合 忠〉  113

2.毛細血管抵抗試験…〈巽 典之 田窪孝行 津田 泉〉  115

3.出血時間…〈巽 典之 日野雅之 樋口智子〉  117

4.活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)…〈福武勝幸 田中朝志 上道文昭 馬場百合子〉  119

5.プロトロンビン時間…〈福武勝幸 福江英尚 香川和彦 西脇圭子〉  124

6.トロンボテスト…〈福江英尚 服部雅俊 福武勝幸〉  129

7.ヘパプラスチンテスト…〈福江英尚 服部雅俊 福武勝幸〉  131

8.フィブリノゲン…〈巽 典之 太田健介 樋口智子〉  133

9.可溶性フィブリンモノマー,フィブリノペプチド…〈巽 典之 山根孝久 近藤 弘〉  135

10.FDP,Dダイマー…〈巽 典之 太田健介 近藤 弘〉  138

11.アンチトロンビンIII…〈巽 典之 高 起良 津田 泉〉  141

12.プロテインC,プロテインS…〈巽 典之 近藤 弘〉  144

13.PIVKA…〈新井盛夫〉  147

VI.感染症関連検査(1)ウイルス(核酸,抗原,抗体を含む)

1.ウイルス感染症診断のピットフォール…〈河合 忠〉  149

2.単純ヘルペスウイルス抗原・抗体…〈中村良子〉  150

3.EBウイルス抗体…〈中村良子〉  153

4.サイトメガロウイルス抗原・抗体…〈中村良子〉  156

5.風疹ウイルス抗体…〈中村良子〉  158

6.ロタウイルス抗原・抗体…〈中村良子〉  160

7.A型肝炎ウイルス抗体…〈清澤研道〉  163

8.B型肝炎ウイルス関連マーカー…〈清澤研道〉  165

9.C型肝炎ウイルス…〈清澤研道〉  169

10.HTLV1(ATLウイルス)…〈松田重三〉  174

11.HIV…〈松田重三〉  176

VII.感染症関連検査(2)細菌(核酸,抗原,抗体を含む)

1.細菌感染症診断のピットフォール…〈河合 忠〉  180

2.溶連菌抗原・抗体…〈河合 忠〉  182

3.淋 菌…〈松本哲朗〉  187

4.結核菌…〈中村良子〉  189

5.Helicobacter pylori…〈片桐雅樹 浅香正博〉  194

6.クラミジア…〈松本哲朗〉  197

7.マイコプラズマ抗原・抗体…〈中村良子〉  200

8.トキソプラズマ抗体…〈中村良子〉  203

9.梅毒トレポネーマ…〈松本哲朗〉  205

10.真 菌…〈大林民典〉  208

11.エンドトキシン…〈大林民典〉  211

VIII.自己抗体検査

1.自己抗体検査のピットフォール…〈河合 忠〉  212

2.リウマトイド因子…〈吉田 浩〉  213

3.抗ミトコンドリア抗体…〈網野信行 泉由紀子〉  216

4.抗核抗体(ANA)…〈吉田 浩〉  218

5.抗DNA抗体と抗核成分に対する抗体…〈吉田 浩〉  221

6.抗リン脂質抗体…〈松田重三〉  224

7.抗サイログロブリン抗体,抗甲状腺マイクロゾーム抗体…〈網野信行 泉由紀子〉  227

8.TSH受容体抗体…〈網野信行 泉由紀子〉  231

9.抗インスリン抗体…〈富永真琴〉  234

10.抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ(GAD)抗体…〈富永真琴〉  236

11.抗アセチルコリン受容体抗体…〈西澤正豊 佐藤周三〉  238

12.抗赤血球抗体,抗グロブリン試験…〈竹中道子〉  241

13.ドナート-ランドシュタイナー試験…〈竹中道子〉  245

14.抗白血球抗体…〈竹中道子〉  247

15.抗血小板抗体…〈竹中道子〉  249

IX.ホルモン・生理活性物質検査

1.ホルモン検査のピットフォール…〈河合 忠〉  252

2.成長ホルモン(GH),IGF-1(ソマトメジンC),IGFBP-3…〈家入蒼生夫〉  253

3.ACTH…〈家入蒼生夫〉  259

4.LH・FSH…〈家入蒼生夫〉  263

5.プロラクチン…〈家入蒼生夫〉  266

6.TSH…〈網野信行 泉由紀子〉  269

7.ADH…〈家入蒼生夫〉  272

8.甲状腺ホルモン(T4,T3,FT4,FT3,rT3)…〈網野信行 泉由紀子〉  275

9.TBG・T3摂取率…〈網野信行 泉由紀子〉  278

10.サイログロブリン(Tg)…〈泉由起子 網野信行〉  280

11.カルシトニン…〈泉由起子 網野信行〉  282

12.PTHと関連ペプチド…〈星野裕信 串田一博〉  284

13.オステオカルシン…〈星野裕信 串田一博〉  288

14.ピリジニウム・クロスリンクス…〈星野裕信 串田一博〉  291

15.レニン・アンギオテンシン…〈沼部敦司 家入蒼生夫〉  294

16.アルドステロン…〈沼部敦司 家入蒼生夫〉  299

17.コルチゾール,コルチコステロン…〈菱沼 昭 家入蒼生夫〉  303

18.17-OHCS…〈菱沼 昭 家入蒼生夫〉  306

19.17-KSと分画…〈菱沼 昭 家入蒼生夫〉  309

20.ナトリウム利尿ペプチド(ANP,BNP)…〈沼部敦司 家入蒼生夫〉  312

21.アンドロステロン,アンドロステンジオン…〈家入蒼生夫〉  315

22.血漿・尿中カテコールアミン…〈中井利昭〉  318

23.尿中メタネフリン2分画(メタネフリン,ノルメタネフリン)…〈中井利昭〉  321

24.尿中VMA・HVA…〈中井利昭〉  323

25.エストロゲン,プロゲステロン…〈藤原敏博 武谷雄二〉  325

26.尿中エストリオール…〈藤原敏博 武谷雄二〉  328

27.テストステロン…〈藤原敏博 武谷雄二〉  330

28.hCG,hCGサブユニット,免疫学的妊娠反応…〈藤原敏博 武谷雄二〉  333

29.ガストリン…〈助川 真 浅香正博〉  336

X.腫瘍マーカー検査

1.腫瘍マーカー検査のピットフォール…〈河合 忠〉  338

2.AFP…〈大倉久直〉  340

3.PIVKA-II…〈大倉久直〉  344

4.CEA…〈大倉久直〉  347

5.シアリルルイスA糖鎖抗原(CA19-9・KMO1)…〈大倉久直〉  351

6.CA125と類似糖鎖抗原(卵巣癌マーカー)…〈藤原敏博 武谷雄二〉  355

7.PSAと類似抗原(前立腺マーカー)…〈松岡 啓〉  359

8.CA15-3,BCA225…〈大倉久直〉  361

9.サイトケラチン19(シフラ)と神経特異エノラーゼ(NSE)…〈大倉久直〉  363

10.BFP(塩基性フェトプロテイン)…〈石井 勝 清野祐子〉  366

IX.血液化学検査(1)酵素検査

1.酸素検査のピットフォール…〈河合 忠〉  370

2.酸性ホスファターゼ(ACP)…〈松岡 啓〉  372

3.アルカリ性ホスファターゼ(ALP)…〈菅野剛史〉  374

4.AST(GOT),ALT(GPT)…〈飯野四郎〉  377

5.乳酸脱水素酵素(LD)…〈菅野剛史〉  381

6.CK・CKアイソザイム…〈高木 康〉  384

7.γ-GTP…〈村脇義和 川崎寛中〉  389

8.コリンエステラーゼ…〈孝田雅彦 川崎寛中〉  393

9.アミラーゼとアミラーゼアイソザイム…〈菅野剛史〉  396

10.(膵)リパーゼ…〈菅野剛史〉  399

11.エラスターゼ1…〈菅野剛史〉  401

12.ペプシノゲン…〈三木一正〉  403

13.グルコース-6-リン酸脱水素酵素…〈藤井寿一〉  406

14.アンギオテンシン変換酵素(ACE)…〈沼部敦司 家入蒼生夫〉  409

XII.血液化学検査(2)蛋白・窒素化合物検査

1.蛋白検査のピットフォール…〈河合 忠〉  411

2.血清総蛋白…〈河合 忠〉  412

3.血清蛋白分画…〈河合 忠〉  415

4.トランスサイレチン(プレアルブミン)…〈大谷英樹 〆谷直人〉  418

5.α1アンチトリプシン…〈大谷英樹 〆谷直人〉  420

6.α1酸性糖蛋白…〈大谷英樹 〆谷直人〉  422

7.α1-マイクログロブリン…〈伊藤喜久〉  424

8.α2マクログロブリン…〈大谷英樹 狩野有作〉  426

9.ハプトグロビン…〈大谷英樹 狩野有作〉  428

10.セルロプラスミン…〈大谷英樹 狩野有作〉  430

11.血清補体価とC3,C4…〈狩野有作 大谷英樹〉  432

12.血中・尿中β2-マイクログロブリン…〈伊藤喜久〉  435

13.免疫グロブリン(IgG,IgA,IgM,IgD)…〈河野均也〉  437

14.免疫グロブリンE(IgE)と特異的IgE抗体…〈河野均也〉  442

15.クリオグロブリン…〈河野均也〉  445

16.C反応性蛋白(CRP)…〈河合 忠〉  447

17.SAA(血清アミロイドA)…〈山田俊幸〉  451

18.シアル酸,ムコ蛋白…〈山田俊幸〉  453

19.ミオグロビン…〈高木 康〉  455

20.心筋ミオシン軽鎖…〈高木 康〉  458

21.トロポニン(T,I)…〈高木 康〉  460

22.尿素窒素…〈浅野 泰〉  463

23.尿 酸…〈金子希代子〉  466

24.クレアチニン…〈浅野 泰〉  470

25.アンモニア…〈菅野剛史〉  474

26.アミノ酸の異常…〈菅野剛史〉  476

XIII.血液化学検査(3)糖代謝検査

1.糖尿病検査のピットフォール…〈河合 忠〉  478

2.血糖と糖負荷試験…〈富永真琴〉  480

3.ヘモグロビンA1c…〈富永真琴〉  485

4.グリコアルブミン…〈富永真琴〉  489

5.1,5-アンヒドログルシトール…〈富永真琴〉  492

6.インスリン(IRI)…〈岩本安彦〉  495

7.Cペプチド(CPR)…〈岩本安彦〉  499

8.グルカゴン(IRG)…〈岩本安彦〉  502

9.乳酸,ピルビン酸…〈富永真琴〉  504

XIV.血液化学検査(4)脂質代謝検査

1.脂質代謝検査のピットフォール…〈河合 忠〉  507

2.総コレステロール…〈櫻林郁之介〉  509

3.HDL-コレステロール…〈櫻林郁之介〉  512

4.LDL-コレステロール…〈櫻林郁之介〉  514

5.トリグリセリド(中性脂肪)…〈櫻林郁之介〉  517

6.リポ蛋白分画(電気泳動法を含む)…〈櫻林郁之介〉  519

7.アポリポ蛋白…〈櫻林郁之介〉  521

8.Lp(a)…〈櫻林郁之介〉  523

XV.血液化学検査(5)電解質・血液ガス・無機質・ビタミン

1.電解質・酸塩基平衡異常診断のピットフォール…〈河合 忠〉  525

2.浸透圧…〈草野英二〉  526

3.ナトリウム(Na)…〈草野英二〉  529

4.カリウム(K)…〈草野英二〉  532

5.クロール(Cl)…〈草野英二〉  535

6.カルシウム(Ca)…〈星野裕信 串田一博〉  538

7.リン(P)…〈星野裕信 串田一博〉  541

8.血清鉄(Fe),不飽和鉄結合能(UIBC),総鉄結合能(TIBC),トランスフェリン…〈浦部晶夫〉  544

9.マグネシウム(Mg)…〈浦部晶夫〉  547

10.銅(Cu)…〈浦部晶夫〉  548

11.pH…〈田窪敏夫 永井厚志〉  550

12.PaCO2…〈田窪敏夫 永井厚志〉  554

13.PaO2,SaO2…〈田窪敏夫 永井厚志〉  557

14.血清ビリルビン…〈大久保昭行〉  561

15.ICG…〈大久保昭行〉  563

16.血清総胆汁酸…〈大久保昭行〉  565

17.ビタミン…〈渭原 博 橋詰直孝〉  567

索 引… 573