■改訂6版の序

 本書は初版が刊行された1972年7月から,1980年,1987年,1995年,2001年と改訂を重ね,今回改訂6版を刊行することとなった.過去34年間にわたりご愛顧頂いた読者の方々に厚く感謝申し上げます.また,ある高名な科学評論家の方によって一般週刊誌にもご紹介頂いて,医学関係者以外の読者にも役立っていることを知り,編者にとっても大変嬉しいことである.
 医学は着実に,しかも急速に進歩し,臨床検査医学に関する知識と技術も目覚しい進歩を遂げつつある.この傾向は,人類が真実と幸福を求める限り,決して変わることはない.しかし,医療界では今,未曾有の変革が進んでいる.医療への経済的圧迫が進む中で,一方では医療の質の担保,安全の確保,サービスの向上が要求されている.必然的に,最新の医療技術に加えて,従来にもまして経済的効率性をも追求せざるを得ない状況である.臨床検査に関しても例外ではない.「臨床検査室の質と能力に対する要求事項」と題するISO(国際標準化機構)規格が2003年に公開され,国際的な標準化と整合化(ハーモナイゼーション)も進んでいる.
 少子高齢社会の到来で疾病構造も大きく変わり,生活習慣病が大半を占め,その予防対策が保健・医療界での重要課題となっている.その重要な一つの方策として定期的な健康診断(“人間ドック”)の実施があり,その検査結果を長期的にモニターしながら生活習慣の改善に取り組むことが,「健康増進法」に国策として謳われている.健診結果の判定は,基準値からのわずかの変化をも正しく理解することが必要で,専門の医師にとっても容易ではない.そうした難しさを多くの読者に理解していただくために編集されたのが本書であって,近年ますますそのニーズが高まっていると考えられる.
 本書の基本的編集方針には変更はなく,今回も各章の冒頭に,簡単な「まとめとピットフォール」の項を設け,それぞれの検査項目では記述しにくい基本的な知識と注意点をまとめた.保険診療で認められているすべての臨床検査を取り上げているわけではなく,医学・医療の最近の進歩を踏まえて,日常診療及び健康診断に欠かせない検体検査を中心に,それぞれの専門家に記述していただいた.
 今後とも,読者からの相変わらぬご叱正をいただければ幸いである.
2006年4月
河合 忠

■初版の序

 病気の診断や予後決定には,正確な病歴や診察所見が重要な役割を演じることはいうまでもないが,20世紀とくにその後半の臨床検査のめざましい進歩は,診断や予後判定の水準を驚くべきほどに高めたことは誰もが認める事実である.
 検査値の中には,病状によりその変動が目立つものと,目立たないものとがある.後者の場合でも,検査方法が進歩して,その目盛が細かく出されれば出されるほど,わずかな変動も診断学的意義をもってくる.
 また,病気が早期に発見されるにつれて,検査値の変動が目立たないこともしばしばみられる事実である.
 病状が落ちつく過程において,検査値の改善がどのような傾斜でみられるか,それが急激に正常値に近づく場合と,徐々に改善される場合とがあるが,それは病気の性質や検査内容によってまちまちである.そのような場合に,わずかの変動が,どのような診断学的,または予後学,治療学的の意味をもってくるかを正しく判別することが必要になってくる.
 わずかな検査値の動きを,あたかも化学天【秤】の針のゆれを拡大してみる時のようなきめ細かさで注視し,その意義を正しくつかむためには,病気ならびに検査法そのものに対する学理的,技術的な細かい知識と経験が要請される.
 このように考えると,まずわれわれが大ざっぱに心得ていると思っている正常値を,ここでもう一度細かく再検討し,その検査値の生理的変動,年齢差による変動,検査方法による変動などを正しく心得ておかなければならない.
 もちろん,その検査上の誤り,すなわち技術的誤りや誤差,検体の取り扱い上に起こる問題,ならびに偽陽(陰)性の可能性についての知識をも心得てこそ,高いレベルの診断技術が獲得されるのである.
 そのほか,いわゆる境界値といわれるものの正確な把握はどうすれば可能であろうか.境界値といわれるものも正常から異常への境界値と,異常から正常への境界値では,その意味は診断や治療の観点からは明らかに区別されなければならない.
 境界値の読みいかんによって,治療を早期にスタートさせたり,患者に安静を命じたり,またその逆に,治療を中止し,もとの生活に早く戻すということもなされるのである.
 また境界値が得られた時,いつの時期に同じ検査の再検を行うべきか,また他に組み合わせる検査のセットとして何々が適切であるか,境界値が薬物治療上の影響として現われるかどうかなど,臨床医学上の重要な問題が数多く提起されるわけである.
 以上のようなことをふまえて,検査が正しく行われたか否かを監視し,検査値のもつ正確さや誤差を心得,そのわずかな変動を注視して,検査室からの報告書の背後にある意味を読みとることは,臨床検査と,ベッドサイドでの患者の観察経験を長年もっている専門家によってこそ正しくなされるものといえよう.
 その意味で,本書は数多い臨床検査を整理して,それぞれの専門家に分担してもらい,専門家にしてはじめて自信をもって発表できる有益な学問的・経験的情報を収集した次第である.ところが,医療がいつまでも経験にのみ頼ることは許されない.客観化できるものはできるだけ客観的に整理することが必要で,近年,推計学的ならびに情報科学的な取り扱いが注目されはじめているのはそのためである.貴重な経験の上にきめ細かい観察がなされ,さらにそれに科学性をもたせることによって一層その価値が増すものであろう.そこで関連した基礎的な論文を併せて収録したわけである.
 本書はまた,検査値の解説だけでなく,そのわずかな変動値から,早期に患者の生活を指導し,適切な治療をするための示唆が専門家によってなされている.
 最後に,この検査のわずかな異常値,または境界値をもって,あるいは疑陽性反応をもって,いたずらに患者に iatrogenic disease をおいかぶせる不幸を作らないためにも,本書は臨床医の適切な指導書となることを信じて疑わない.
 
1972年6月
日野原重明
河 合  忠


目 次

[総 論]
1.基準値と境界値とカットオフ値…<河合 忠> 1
2.小児の基準値…<河合 忠> 6
3.高齢者の基準値…<河合 忠> 8
4.生活習慣病健診の判定基準…<河合 忠> 11

[各 論]
I .尿検査
1.尿検査のまとめとピットフォール…<河合 忠> 16
2.尿 量…<伊藤機一 金子良孝> 18
3.比重・浸透圧/尿濃縮試験…<浅野 泰> 24
4.総蛋白(定性・定量)…<浅野 泰> 27
5.Bence Jones蛋白…<河合 忠> 30
6.微量アルブミン…<長坂昌一郎> 32
7.尿糖(グルコース)…<長坂昌一郎> 35
8.ケトン体…<長坂昌一郎> 37
9.クレアチニン,クレアチニン-クリアランス…<浅野 泰> 39
10.尿潜血反応…<伊藤機一 高橋勝幸 藤本美智子> 44
11.尿沈渣検査…<伊藤機一 高橋勝幸 石渡仁深> 48
12.低分子蛋白 : β2-マイクログロブリン,α1-マイクログロブリン…<伊藤喜久> 56
13.N-acetyl-β-D-glucosaminidase(NAG)…<伊藤喜久> 60
14.先天性代謝異常のスクリーニング…<衛藤義勝> 64

II .便検査
1.便検査のまとめとピットフォール…<河合 忠> 68
2.便潜血・ヘモグロビン…<浅香正博 武田宏司> 69

III .穿刺液検査
1.穿刺液検査のまとめとピットフォール…<河合 忠> 72
2.脳脊髄液…<栃木捷一郎 川上正人> 73
3.漿膜腔液(胸腹水など)…<栃木捷一郎 川上正人> 77

IV .血液学的検査(1)末梢血液検査
1.末梢血液検査のまとめとピットフォール…<河合 忠> 80
2.赤沈…<河合 忠> 82
3.赤血球一般検査(赤血球数,ヘモグロビン,ヘマトクリット,赤血球指数)
       …<桑島 実> 84
4.網赤血球数…<桑島 実> 91
5.血小板数…<尾崎由基男> 95
6.血小板機能検査…<尾崎由基男> 98
7.白血球数,白血球分類…<桑島 実> 102
8.リンパ球サブセット…<桑島 実> 107
9.好酸球数…<桑島 実> 112
10.赤血球抵抗試験…<藤井寿一> 114

V .血液学的検査(2)血液凝固・線溶検査
1.血液凝固検査のまとめとピットフォール…<河合 忠> 118
2.毛細血管抵抗試験…<巽 典之> 120
3.出血時間…<巽 典之> 122
4.活性化部分トロンボプラスチン時間
       …<福武勝幸 田中朝志 上道文昭 馬場百合子> 125
5.プロトロンビン時間…<福武勝幸 腰原公人 香川和彦 西脇圭子> 130
6.フィブリノゲン…<巽 典之> 135
7.可溶性フィブリンモノマー,フィブリノペプチド…<巽 典之 近藤 弘> 137
8.FDP,D-ダイマー…<巽 典之 近藤 弘> 140
9.アンチトロンビン III …<巽 典之> 143
10.プロテインC,プロテインS(付ADAMTS-13)…<巽 典之 近藤 弘> 146
11.PIVKA…<新井盛大> 150

VI .感染症関連検査(1)ウイルス(核酸,抗原,抗体を含む)
1.ウイルス感染症診断のまとめとピットフォール…<河合 忠> 152
2.単純ヘルペスウイルス抗原・抗体…<中村良子> 153
3.EBウイルス抗体…<中村良子> 156
4.サイトメガロウイルス抗原・抗体…<中村良子> 159
5.風疹ウイルス抗体…<中村良子> 161
6.ロタウイルス抗原・抗体…<中村良子> 163
7.A型肝炎ウイルス抗体…<清澤研道> 166
8.B型肝炎ウイルス関連マーカー…<清澤研道> 168
9.C型肝炎ウイルス…<清澤研道> 173
10.HTLV1(ATLウイルス)…<松田重三> 179
11.HIV…<松田重三> 181
12.インフルエンザA/Bウイルス抗原…<大熊麻倫子 白石京子> 185
13.SARSウイルス抗原…<大熊麻倫子 宮下 琢> 188

VII .感染症関連検査(2)細菌(核酸,抗原,抗体を含む)
1.細菌感染症診断のまとめとピットフォール…<河合 忠> 190
2.溶連菌抗原・抗体…<河合 忠> 192
3.淋菌…<松本哲朗> 194
4.病原性大腸菌…<松本哲哉> 196
5.結核菌…<中村良子> 200
6.Helicobacter pylori…<浅香正博 加藤元嗣> 205
7.クラミジア…<松本哲朗> 208
8.マイコプラズマ抗原・抗体…<中村良子> 211
9.トキソプラズマ抗体…<中村良子> 214
10.梅毒トレポネーマ…<松本哲朗> 216
11.真菌…<大林民典> 219
12.エンドトキシン…<大林民典> 222

VIII .自己抗体検査
1.自己抗体検査のまとめとピットフォール…<河合 忠> 223
2.リウマトイド因子…<吉田 浩> 224
3.抗ミトコンドリア抗体…<網野信行> 227
4.抗核抗体…<吉田 浩> 229
5.抗DNA抗体と抗核成分に対する抗体…<吉田 浩> 232
6.抗リン脂質抗体…<松田重三> 235
7.抗サイログロブリン抗体,抗甲状腺マイクロゾーム抗体…<網野信行> 239
8.TSH受容体抗体…<網野信行> 243
9.抗インスリン抗体…<富永真琴> 246
10.抗GAD抗体…<富永真琴> 248
11.抗IA-2抗体…<富永真琴> 250
12.抗アセチルコリン受容体抗体…<西澤正豊> 252
13.抗赤血球抗体,抗グロブリン試験…<竹中道子> 255
14.ドナート-ランドシュタイナー試験…<竹中道子> 258
15.抗白血球抗体…<竹中道子> 260
16.抗血小板抗体…<竹中道子> 262

IX .ホルモン・生理活性物質検査
1.ホルモン検査のまとめとピットフォール…<河合 忠> 264
2.成長ホルモン(GH),IGF-1(インスリン様成長因子-1,ソマトメジンC),
  IGFBP-3(インスリン様成長因子結合タンパク3型)…<菱沼 昭 家入蒼生夫> 266
3.ACTH…<家入蒼生夫 沼部敦司> 269
4.LH・FSH…<家入蒼生夫 菱沼 昭> 273
5.プロラクチン…<家入蒼生夫 菱沼 昭> 276
6.TSH…<網野信行> 279
7.ADH…<家入蒼生夫 沼部敦司> 282
8.甲状腺ホルモン(T4,T3,FT4,FT3,rT3)…<網野信行> 286
9.TBG・T3摂取率…<網野信行> 289
10.サイログロブリン…<網野信行> 291
11.カルシトニン…<網野信行> 293
12.PTHと関連ペプチド…<星野裕信> 295
13.オステオカルシン…<星野裕信> 299
14.ピリジニウム・クロスリンクス…<星野裕信> 302
15.レニン・アンジオテンシン…<家入蒼生夫 沼部敦司> 306
16.アルドステロン…<家入蒼生夫 沼部敦司> 311
17.コルチゾール,コルチコステロン…<家入蒼生夫 沼部敦司> 316
18.尿中17-OHCS…<家入蒼生夫 沼部敦司> 320
19.尿中17-KSと分画…<家入蒼生夫 沼部敦司> 324
20.ナトリウム利尿ペプチド(ANP,BNP)…<松田隆子 家入蒼生夫> 328
21.アンドロステロン,アンドロステンジオン…<家入蒼生夫 沼部敦司> 332
22.血漿・尿中カテコールアミン…<中井利昭> 336
23.尿中メタネフリン2分画(メタネフリン,ノルメタネフリン)…<中井利昭> 339
24.尿中VMA・HVA…<中井利昭> 341
25.エストロゲン,プロゲステロン…<藤原敏博 武谷雄二> 343
26.尿中エストリオール…<藤原敏博 武谷雄二> 346
27.テストステロン…<藤原敏博 武谷雄二> 348
28.hCG,hCGサブユニット,免疫学的妊娠反応…<藤原敏博 武谷雄二> 351
29.ガストリン…<浅香正博 武田宏司> 354

X .腫瘍マーカー検査
1.腫瘍マーカー検査のまとめとピットフォール…<河合 忠> 356
2.AFP…<大倉久直> 358
3.PIVKA- II …<大倉久直> 362
4.CEA…<大倉久直> 365
5.シアリルルイスA糖鎖抗原(CA19-9)…<大倉久直> 369
6.CA125と類似糖鎖抗原(卵巣癌マーカー)…<藤原敏博 武谷雄二> 373
7.PSA(前立腺マーカー)…<松岡 啓> 377
8.サイトケラチン19(シフラ)と神経特異エノラーゼ(NSE)…<大倉久直> 379
9.KL-6…<小林大介 渡辺直樹> 382
10.肺サーファクタント蛋白(SP-AおよびSP-D)…<小林大介 渡辺直樹> 385

IX .血液化学検査(1)酵素検査
1.酵素検査のまとめとピットフォール…<河合 忠> 389
2.酸性ホスファターゼ(ACP)…<松岡 啓> 391
3.アルカリ性ホスファターゼ(ALP)とそのアイソザイム…<菅野剛史> 393
4.AST(GOT),ALT(GPT)…<飯野四郎> 397
5.乳酸脱水素酵素(LD)…<菅野剛史> 401
6.CK・CKアイソザイム…<高木 康> 404
7.γ-GTP…<村脇義和> 409
8.コリンエステラーゼ…<孝田雅彦 村脇義和> 412
9.アミラーゼとそのアイソザイム…<菅野剛史> 415
10.膵リパーゼ…<菅野剛史> 418
11.ペプシノゲン…<三木一正> 420
12.グルコース-6-リン酸脱水素酵素…<藤井寿一> 423
13.アンジオテンシン変換酵素…<家入蒼生夫 沼部敦司> 426

XII .血液化学検査(2)蛋白・窒素化合物検査
1.蛋白検査のまとめとピットフォール…<河合 忠> 429
2.血清総蛋白…<河合 忠> 431
3.血清蛋白分画…<河合 忠> 434
4.栄養アセスメント蛋白…<〆谷直人> 437
5.α1アンチトリプシン…<〆谷直人> 440
6.α1酸性糖蛋白…<〆谷直人> 442
7.α1-マイクログロブリン…<伊藤喜久> 444
8.α2マクログロブリン…<狩野有作> 446
9.ハプトグロビン…<狩野有作> 448
10.セルロプラスミン…<狩野有作> 450
11.血清補体価とC3,C4…<狩野有作> 452
12.血中・尿中β2-マイクログロブリン…<伊藤喜久> 455
13.免疫グロブリン(IgG,IgA,IgM,IgD)…<河野均也> 457
14.免疫グロブリンE(IgE)と特異的IgE抗体…<河野均也> 462
15.クリオグロブリン…<河野均也> 465
16.C反応性蛋白(CRP)…<河合 忠> 467
17.SAA(血清アミロイドA)…<山田俊幸> 471
18.ミオグロビン…<高木 康> 473
19.心筋ミオシン軽鎖…<高木 康> 476
20.トロポニン(T,I)…<高木 康> 478
21.尿素窒素…<浅野 泰> 481
22.尿酸…<金子希代子> 484
23.クレアチニン…<浅野 泰> 488
24.アンモニア…<菅野剛史> 492
25.アミノ酸の異常…<菅野剛史> 494

XIII .血液化学検査(3)糖代謝検査
1.糖尿病検査のまとめとピットフォール…<河合 忠> 496
2.血糖と糖負荷試験…<富永真琴> 498
3.ヘモグロビンA1C…<富永真琴> 503
4.グリコアルブミン…<富永真琴> 507
5.1,5-アンヒドログルシトール…<富永真琴> 510
6.インスリン(IRI)…<田港朝彦> 513
7.Cペプチド(CPR)…<田港朝彦> 520
8.グルカゴン(IRG)…<田港朝彦> 524
9.乳酸,ピルビン酸…<富永真琴> 527

XIV .血液化学検査(4)脂質代謝検査
1.脂質代謝検査のまとめとピットフォール…<河合 忠> 530
2.総コレステロール…<櫻林郁之介> 532
3.HDL-コレステロール…<櫻林郁之介> 536
4.LDL-コレステロール…<櫻林郁之介> 538
5.トリグリセリド(中性脂肪)…<櫻林郁之介> 541
6.リポ蛋白分画(電気泳動法を含む)…<櫻林郁之介> 543
7.アポリポ蛋白…<櫻林郁之介> 545
8.Lp(a)…<櫻林郁之介> 547
9.リポ蛋白リパーゼ…<櫻林郁之介 齋藤和典> 549

XV .血液化学検査(5)電解質・血液ガス・無機質・ビタミン
1.電解質・酸塩基平衡異常診断のまとめとピットフォール…<河合 忠> 552
2.浸透圧…<草野英二> 554
3.ナトリウム(Na)…<草野英二> 557
4.カリウム(K)…<草野英二> 560
5.クロール(Cl)…<草野英二> 563
6.カルシウム(Ca)…<星野裕信> 566
7.リン(P)…<星野裕信> 569
8.血清鉄(Fe),不飽和鉄結合能(UIBC),総鉄結合能(TIBC),トランスフェリン…<浦部晶夫> 572
9.マグネシウム(Mg)…<浦部晶夫> 575
10.銅(Cu)…<浦部晶夫> 576
11.pH…<田窪敏夫 永井厚志> 578
12.PaCO2…<田窪敏夫 永井厚志> 581
13.PaO2,SaO2…<田窪敏夫 永井厚志> 584
14.ビリルビン…<野村文夫> 588
15.血清総胆汁酸(TBA)…<須永雅彦 野村文夫> 591
16.ビタミン…<渭原 博 橋詰直孝> 594

索引…599