4版の序
本書の前回の改訂は2004年になされたが，その後の小児医療の進歩は著しく，2007年初頭に改訂第4版をだすことになった．改訂に協力して執筆された先生方にお礼を申し上げる次第である．
今わが国の小児医療は重大な困難に襲われているといわれる．小児科医師の不足がよくいわれるが，最近は小児科医になろうという医学生も増加しており，むしろ医師の偏在の影響が大きいともいわれている．この時期にナースの小児診療における役割は益々大きくなるといえよう．少子化の現在，子どもの医療においても発達援助の場においてもナースの関与が期待されるところである．
本書が看護学生のテキストとして，または小児医療の現場で活躍されているナースの方々などに広く愛用されることを願うものである．
2007年1月
大国真彦
初版の序
小児医療の現場ではナースの果す役割が極めて大きい．とくに親の付添がない病棟では看護のみでなく介護役まで果さねばならないことが多い．未熟児医療などはナースの活躍なしでは医療も養育も考えられない．
また小児は一般に成人と違って急変しやすく，また病勢の進行も速いが，回復も速い．これは急性疾患におけるのみでなく，慢性疾患においても急激な変化が起りうることを意味する．
したがって日常看護にあたるナースは，単に看護するのみでなく，子どもに何か新しい徴候が起きていることを発見する親代りの役目まで引き受けざるを得ないことになる．
そのため，日常看護にあたるナースは，小児疾患についてよく理解していなければ日常の看護においても，また急変した場合においても充分対応しきれないことになる．
本書は小児病棟に勤務するナースが，小児疾患のみかた，考えかたについて学習し，理解できるように編集されたものである．まず子どものとり扱い，正常の成長と発育の理解から始まり，栄養，保健についてまとめてある．検査も小児では成人と違う点が多いのでとくにとりあげた．また小児の症候について，各症候からの考え方をまとめた．これは疾患編と表裏一体となって役に立つものである．最後に各小児疾患について記載してある．
本書の著者はそれぞれわが国の医療の第一線で活躍し，指導的立場にある先生方である．内容はわかりやすく実際的にという編者の希望もほぼ叶えられたものと考えられる．
本書が小児看護に当るナースの方々のために活用されることを願うものである．
1993年2月
大国真彦
目次
1．総 論
１．総 説 〈大国真彦〉
A．小児科学の特徴と看護
B．小児の症候のとらえ方
C．小児の診察法
1．問診
2．子どもの診察と介助
D．小児治療上の注意
E．患児の日常観察
1．バイタルサイン
2．意識の状態
3．体温
4．脈拍
a．脈拍数
b．脈の大きさ，緊張
c．脈のリズム
5．呼吸
a．回数
b．深さ
c．その他
F．インフォームド・コンセント
G．セカンド・オピニオン
２．正常新生児 〈長谷川 功〉
A．新生児に関する一般的用語
1．新生児の時期に関する用語
2．出生体重による分類に関する用語
3．在胎期間による分類に関する用語
4．出生時体重基準曲線に基づいた分類に関する用語
5．ハイリスク新生児
B．新生児の生理的特徴
1．呼吸
a．呼吸の適応生理
b．新生児の呼吸の特徴
2．循環
a．胎児循環
b．出生時の適応生理
1）動脈管の閉鎖
2）卵円孔の閉鎖
3）臍帯血流の変化
3．胎児型ヘモグロビン
4．黄疸
a．概念と成因
b．新生児生理的黄疸
5．消化，吸収機能の発達
a．吸啜・嚥下反射の発達
b．消化・吸収機能の発達
1）蛋白質
2）脂肪
3）糖質
c．胎便
6．水分および電解質代謝
a．水分代謝
b．ナトリウム
c．カリウム
d．カルシウム
e．リン
7．腎機能
a．糸球体濾過率が低い
b．濃縮力が弱い
c．希釈力は比較的よい
8．免疫
C．正常成熟児
1．新生児にみられる病的でない皮膚所見
a．胎脂
b．肢端チアノーゼ
c．新生児中毒性紅斑
d．サーモンパッチ
e．産瘤
f．上皮真珠
g．乳腺肥大
2．正常成熟児のバイタルサイン
a．呼吸数
b．心拍数
c．血圧
d．体温
3．新生児反射（原始反射）
4．出生後の管理
3．成 長 〈木崎善郎，衣笠昭彦〉
A．胎児の成長
B．体重
C．身長
D．頭囲
E．胸囲
F．大泉門
G．体格の評価
1．成長曲線
2．体格指数
4．発 達 〈木崎善郎，衣笠昭彦〉
A．主要臓器の発達
1．生歯と骨
2．血液
B．身体生理の発達
1．心拍数
2．呼吸数
3．体温
4．血圧
5．反射
a．哺乳反射
b．把握反射
c．足蹠反射（バビンスキー反射）
d．交叉性伸展反射
e．自動歩行反射
f．垂直および水平づり
g．非対称性緊張性頸反射
h．モロー反射
i．ランドー反射
j．パラシュート反射
6．その他
a．腎機能と水分代謝
b．消化と吸収
C．運動機能の発達
D．精神（適応性・言語・社会性）の発達
E．免疫の発達
1．胎児期の免疫発達
2．出生後の免疫発達
F．内分泌系の発達
G．発達の評価方法
1．スクリーニング法
2．発達指数
3．知能指数
5．栄 養 〈中村慶子，伊藤卓夫〉
A．乳児期
1．母乳栄養
a．母乳の利点
b．母乳の分泌
c．授乳
d．母乳不足の徴候
e．母乳の禁忌
f．授乳困難
g．母乳の問題点
2．人工栄養
a．人乳と牛乳の比較
b．調乳法
3．混合栄養
B．離乳
a．離乳食の必要性
b．離乳のすすめ方
C．幼児期
D．学童期
a．間食
b．偏食
c．欠食
E．思春期
a．貧血
b．肥満
F．日本人の食事摂取基準
a．食事摂取基準
b．2005年版見直しのポイント
c．策定の基本的な考え方
d．設定指標
1）エネルギーの指標
2）栄養素の指標
e．小児における活用と各栄養素の食事摂取基準
G．食育
a．食育基本法の制定
b．小児と食育
c．食育の推進
6．保 健 〈木崎善郎，杉本 徹〉
A．主な保健資料
1．人口構成
2．死亡統計
a．乳児死亡
b．幼児死亡
c．学童期，思春期死亡
3．事故・中毒
B．小児に関する法律と政策
1．小児の保健と福祉行政
a．児童福祉法
b．児童憲章
c．母子保健法
d．地域保健法
e．戸籍法
f．母体保護法
g．予防接種法
h．結核予防法
i．学校保健法
j．精神保健福祉法
k．児童虐待防止法
l．栄養改善法
2．小児保健対策
a．妊娠届出と母子手帳の交付
b．妊産婦と乳幼児の保健指導
c．健康診査
d．先天代謝異常検査
e．神経芽腫検査
f．B型肝炎母子感染防止
g．低体重児の届出と未熟児養育医療
h．小児慢性特定疾患治療研究事業
i．育成医療
3．これからの母子保健対策
a．新エンゼルプラン
b．健やか親子21
C．乳幼児健康診査
1．乳児健診
2．幼児健診
D．予防接種
1．予防接種法の改正
a．接種義務の緩和
b．健康被害救済制度の充実
c．対象疾患の変更
d．実施体制の整備
e．情報の徹底
f．健康被害の生じた場合の速やかな情報の収集
2．予防接種不適当者と接種要注意者
3．予防接種の種類
a．弱毒生ワクチン
b．不活化ワクチン
c．トキソイド
4．ワクチンの接種間隔
E．学校保健
1．保健管理
2．保健教育
3．学校保健の現況
F．遺伝相談
G．被虐待児症候群
a．身体的虐待
b．養育の怠慢と拒否
c．心理的虐待
d．性的虐待
e．子どもを代理としたムュンヒハウゼン症候群
7．検 査 〈澤田 淳〉
A．小児検査の意義と注意
1．意義
2．注意点
B．介助方法
C．身体計測
1．身長の測定
2．体重の測定
3．胸囲の測定
4．頭囲の測定
D．検体採取と取扱い
E．観血的な検査の術後管理
8．治 療 〈浅井利夫〉
A．小児の投薬量
B．投薬・服薬指導
a．経口投与
b．非経口投与
c．服薬指導
C．注射
a．皮内注射
b．皮下注射
c．筋肉注射
d．静脈注射
e．その他
D．副作用
E．食事療法
F．輸液
a．脱水に対する治療
b．維持輸液
c．電解質補正の輸液
d．薬剤注入のための輸液
e．その他
G．輸血
H．中毒
a．食中毒
b．誤嚥
c．一酸化炭素中毒
I．心肺蘇生
a．変わった救急救命処置とは
b．AEDの問題点は
c．医療現場では
9．症候と鑑別診断
A．発熱 〈浅井利夫〉
B．発疹
C．腹痛
D．頭痛
E．嘔吐
F．下痢
G．便秘
H．腹部膨満
I．黄疸
J．喘鳴
K．呼吸困難
L．チアノーゼ
M．胸痛 〈杉本 徹〉
N．けいれん
O．意識障害
P．麻痺
Q．ショック
R．失神
S．浮腫
T．血尿
U．蛋白尿
V．低身長
W．やせ
X．肥満
2．各 論
1．出生前の疾患 〈長谷川 功〉
A．染色体と遺伝子
B．染色体異常
a．概念
b．異常の種類
1）数的異常
2）構造的異常
c．代表的疾患
1）ダウン症候群
2）18トリソミー（Edward症候群）
3）13トリソミー（Patau症候群）
4）猫鳴き症候群（5p−症候群）
5）ターナー症候群
6）クラインフェルター症候群
7）プラダー-ウィリー症候群
8）22q11.2欠失症候群
C．外因による奇形
a．概念
b．薬剤による奇形
1）サリドマイド症候群
2）胎児ヒダントイン症候群
3）その他
c．感染による奇形
1）先天性風疹症候群
2）その他
D．奇形症候群
1）ブラッハマン-ドゥランゲ症候群
2）マルファン症候群
3）ヌーナン症候群
4）ソトス症候群
2．新生児疾患 〈長谷川 功〉
A．低出生体重児
B．子宮内発育不全
C．新生児仮死
D．呼吸器疾患
a．呼吸窮迫症候群
b．胎便吸引症候群
c．新生児一過性多呼吸
d．慢性肺疾患
1）気管支肺異形成症
2）ウィルソン-ミキティ症候群
E．病的黄疸
F．分娩外傷
1）産瘤
2）頭血腫
3）帽状腱膜下出血
4）胸鎖乳突筋血腫
5）鎖骨骨折
6）上腕神経叢麻痺
G．未熟児無呼吸発作
H．未熟児動脈管開存症
I．遷延性肺高血圧症
J．壊死性腸炎
K．新生児メレナ
L．多血症（過粘度症候群）
M．未熟児貧血
1）早期貧血
2）後期貧血
N．頭蓋内出血
1）脳室内出血
2）硬膜下出血
3）クモ膜下出血
O．脳室周囲白質軟化症
P．低血糖症
Q．低カルシウム血症
R．新生児TSS様発疹症
S．未熟児網膜症
3．先天性代謝異常症 〈小野正恵，大和田 操〉
A．アミノ酸代謝異常
1．フェニルアラニン代謝異常症
2．ホモシスチン尿症
3．メープルシロップ尿症
4．先天性白皮症
5．先天性尿素サイクル異常症
B．糖質代謝異常
1．糖原病
2．ガラクトース血症
3．糖質吸収不全症
C．脂質代謝異常
1．スフィンゴリピドーシス
2．リポ蛋白異常症
D．その他
1．遺伝性ムコ多糖体蓄積症
2．核酸代謝異常症
3．金属代謝異常
4．代謝性疾患 〈小野正恵，大和田 操〉
A．糖尿病
B．脱水
C．電解質異常症
D．ビタミン欠乏症
E．微量元素
5．内分泌疾患 〈佐々木 望〉
A．成長ホルモン分泌不全性低身長
B．尿崩症
C．甲状腺機能亢進症
D．新生児一過性甲状腺機能亢進症
E．慢性甲状腺炎
F．先天性甲状腺機能低下症
G．先天性副腎皮質過形成症
H．性早熟症
I．性分化異常
6．結合組織病と類似疾患 〈藤川 敏〉
A．若年性特発性関節炎（若年性関節リウマチ）
B．全身性エリテマトーデス
C．リウマチ熱
D．血管性紫斑病（シェーンライン-ヘノッホ紫斑病・
アナフィラクトイド紫斑病，アレルギー性紫斑病）
E．川崎病
7．免疫，アレルギー性疾患 〈藤川 敏〉
A．先天性（原発性）免疫不全
1．T細胞の異常
a．胸腺無形成症（ディジョージ症候群）
2．B細胞の異常
a．X連鎖（伴性）無ガンマグロブリン血症（Bruton型）
b．乳児一過性低ガンマグロブリン血症
3．T，B細胞ともに異常
a．重症複合型免疫不全
4．その他の免疫不全症
a．選択性免疫グロブリン欠損症
b．毛細血管拡張性運動失調症（Louis-Bar症候群）
c．ウィスコット・オルドリッチ症候群
d．慢性肉芽腫
e．高IgE症候群
B．アレルギー性疾患
1．気管支喘息
2．アトピー性皮膚炎
3．胃腸管アレルギー
4．薬剤アレルギー
8．感染症 〈澤田 淳〉
A．母子感染
B．院内感染症
C．日和見感染
D．「感染症に関する新法」による感染症分類
E．学校における伝染病
F．感染症発生動向調査
G．ウイルス感染症
1．麻疹
2．風疹
3．水痘
4．流行性耳下腺炎（ムンプス）
5．突発性発疹
6．伝染性紅斑
7．手足口病
8．インフルエンザ
9．EBウイルス感染症
10．ポリオ
11．サイトメガロウイルス感染症
12．エイズ（後天性免疫不全症候群）
13．ヘルペス感染
14．アデノウイルス感染症
15．コクサッキーウイルス感染症
16．ウイルス感染性腸炎
17．海外からの感染症
a．西ナイルウイルス熱/脳炎
b．重症急性呼吸器症候群
H．細菌感染症
1．百日咳
2．破傷風
3．溶血性連鎖球菌感染症
4．ブドウ球菌感染症
5．サルモネラ感染症
6．ジフテリア
7．敗血症
8．食中毒
9．細菌性赤痢
I．結核
J．梅毒
K．クラミジア感染症
L．リケッチア感染症
M．真菌感染症
N．原虫感染症
O．寄生虫感染症
9．消化管疾患 〈宮野 武，小笠原有紀〉
A．口の疾患
1．口腔内カンジダ症（鵞口瘡）
2．急性歯肉口内炎・ヘルペス性口内炎
3．アフタ性口内炎
4．ヘルパンギーナ（水疱性口峡炎）
B．口唇の疾患
1．口角炎（ペルレーシュ）
2．口唇ヘルペス
C．舌の疾患
1．舌小帯短縮症
2．苺舌
3．巨舌
4．ガマ腫
D．顔面・頸部の疾患
1．唇裂・口蓋裂
2．正中頸嚢胞（瘻）・側頸嚢胞（瘻）
E．食道の疾患
1．先天性食道閉鎖症と気管食道瘻
2．食道アカラシア・カラシア
3．胃食道逆流現象
4．食道静脈瘤
5．食道・胃内異物
F．胃の疾患
1．肥厚性幽門狭窄症
2．消化性潰瘍
3．胃軸捻転症
G．腸の疾患
1．ウイルス性胃腸炎（ウイルス性下痢症）
2．細菌性胃腸炎
3．腸重積
4．メッケル憩室（炎）
5．腸回転異常症
6．急性虫垂炎
7．先天性消化管閉鎖・狭窄
8．ヒルシュスプルング病
9．鎖肛（直腸肛門奇形）
10．炎症性腸疾患
11．消化管ポリープ
12．吸収不全症候群
13．肛門周囲膿瘍・乳児痔瘻
10．肝胆道・膵・腹膜疾患 〈藤澤知雄〉
A．肝臓の疾患
1．黄疸
2．新生児肝炎
3．胆道閉鎖症
4．肝内胆汁うっ滞症候群
5．先天性胆道拡張症
6．胆管の発生異常
7．体質性黄疸（家族性黄疸）
8．急性肝不全
9．肝硬変，慢性肝不全
10．ウイルス肝炎
a．A型肝炎
b．B型肝炎
c．C型肝炎
d．D型肝炎
e．E型肝炎
B．膵臓の疾患
1．急性膵炎
2．膵嚢胞性線維症
C．横隔膜の疾患
1．横隔膜ヘルニア
a．ボクダレック孔ヘルニア
b．食道裂孔ヘルニア
D．腹膜の疾患
1．急性腹膜炎
2．腸間膜リンパ節炎
3．ヘルニア
a．臍ヘルニア
b．臍帯ヘルニア
c．腹壁破裂
d．鼠径ヘルニア
11．呼吸器疾患 〈赤坂 徹〉
A．気道疾患
1．上気道炎
2．急性扁桃炎
3．先天性喘鳴
4．急性喉頭炎
5．急性気管支炎
6．急性細気管支炎
7．気道異物
B．肺実質の疾患
1．ウイルス性肺炎
2．細菌性肺炎
3．マイコプラズマ肺炎
4．ニューモシスチス カリニ肺炎
5．肺結核
12．循環器疾患 〈原田研介〉
A．先天性心疾患
1．心室中隔欠損症
2．心房中隔欠損症
3．動脈管開存症
4．心内膜床欠損症（房室中隔欠損症）
5．肺動脈（弁）狭窄症
6．大動脈（弁）狭窄症
7．大動脈縮窄症
8．アイゼンメンゲル症候群
9．ファロー四徴症
10．完全大血管転位（換）症
11．総（全）肺静脈還流異常症
12．三尖弁閉鎖症
13．総動脈幹症
14．エプスタイン奇形
B．心膜，心筋，心内膜の疾患
1．心筋症
2．心筋炎
3．心膜炎
4．感染性心内膜炎
C．不整脈
1．心室期外収縮
2．上室頻拍
3．心室頻拍
4．WPW症候群
5．房室ブロック
6．脚ブロック
7．心室細動
D．心不全
E．起立性調節障害
13．血液疾患 〈月本一郎〉
A．小児期の血液所見
B．貧血
1．鉄欠乏性貧血
2．未熟児貧血
3．溶血性貧血
4．再生不良性貧血
C．白血球の異常
1．好中球減少症
2．白血病
a．急性リンパ性白血病
b．急性骨髄性白血病
c．慢性骨髄性白血病
D．出血性疾患
1．血友病
2．フォン ヴィレブランド病
3．新生児出血性疾患
4．乳児ビタミンK欠乏性出血症
5．播種性血管内凝固
6．溶血性尿毒症症候群
7．特発性血小板減少性紫斑病
8．シェーンライン-ヘノッホ紫斑病
E．リンパ節，網内系疾患
1．リンパ節腫大
2．悪性リンパ腫
a．非ホジキンリンパ腫
3．組織球増殖性疾患
a．ランゲルハンス細胞組織球症
b．血球貪食症候群
14．腫瘍性疾患 〈杉本 徹〉
1．小児悪性腫瘍の特徴
2．小児悪性腫瘍の治療
3．治療の留意点と晩期障害
4．晩期障害
A．神経芽腫
B．ウィルムス腫瘍
C．網膜芽腫
D．肝芽腫
E．横紋筋肉腫
F．骨肉腫
G．ユーイング肉腫ファミリー腫瘍
H．胚細胞腫瘍と奇形腫群腫瘍
I．良性腫瘍
a．血管腫
b．リンパ管腫
15．腎，泌尿器系疾患 〈村上睦美〉
A．糸球体腎炎の臨床分類
1．急性腎炎症候群
2．慢性腎炎症候群
3．ネフローゼ症候群
4．急速進行性腎炎症候群
5．持続性蛋白尿・血尿症候群
a．無症候性血尿
b．無症候性蛋白尿
c．無症候性蛋白尿・血尿
B．一次性糸球体腎炎
1．溶血性連鎖球菌感染後急性糸球体腎炎
2．IgA腎症
3．膜性増殖性糸球体腎炎
4．膜性腎症
5．微少変化型ネフローゼ症候群
6．巣状糸球体硬化症
7．半月体形成性糸球体腎炎
C．全身疾患に基づく糸球体腎炎
1．紫斑病性腎炎
2．ループス腎炎
3．溶血性尿毒症症候群
D．遺伝性腎炎
1．アルポート症候群
2．良性家族性血尿
E．体位性蛋白尿
F．先天性腎尿路疾患
G．尿路感染症
H．腎不全
1．急性腎不全
2．慢性腎不全
I．精巣，陰嚢の病気
1．停留睾丸
2．陰嚢水腫
16．神経疾患 〈竹内義博〉
A．けいれん性疾患
1．熱性けいれん
2．てんかん
3．泣き入りひきつけ（憤怒けいれん）
B．炎症性・免疫性神経疾患
1．化膿性髄膜炎
2．無菌性髄膜炎
3．結核性髄膜炎
4．脳炎
5．脳膿瘍
C．脳症および類縁疾患
1．急性脳症
2．急性小脳失調症
D．脳性麻痺
E．神経皮膚症候群
1．結節性硬化症，ブルヌヴィユ-プリングル病
2．神経線維腫症
3．毛細血管拡張性失調症，ルイ-バール症候群
4．スタージ-ウェーバー症候群
F．奇形
1．小頭症
2．水頭症
G．脳腫瘍
H．脳血管性疾患
1．もやもや病
I．頭部外傷
17．運動器疾患 〈竹内義博〉
A．筋ジストロフィー症
1．進行性筋ジストロフィー症
a．デュシェンヌ型進行性筋ジストロフィー症
b．ベッカー型筋ジストロフィー症
2．先天性筋ジストロフィー症
a．福山型先天性筋ジストロフィー症
b．メロシン欠損症
c．その他の筋ジストロフィー症
B．先天性ミオパチー
1．ネマリンミオパチー
2．セントラルコア病
C．筋強直症
1．先天性筋強直性ジストロフィー症
D．代謝性筋疾患
1．ミトコンドリア脳筋症
a．高乳酸血症，卒中様症状を伴うミトコンドリア脳筋症
b．myoclonus epilepsy associated with ragged-red fibers（MERRF）
E．チャンネル異常症
1．周期性四肢麻痺
F．神経原性筋萎縮症
1．脊髄性筋萎縮症
G．神経筋接合部疾患
1．重症筋無力症
H．骨系統疾患
1．軟骨無形成症
18．精神疾患 〈大久保 修，柴田さゆみ〉
A．神経性食欲不振症
B．過換気症候群
C．ヒステリー
D．遺尿症
E．遺糞症
F．夜驚症（睡眠驚愕障害）
G．睡眠時遊行症
H．夢魔（悪夢障害）
I．憤怒けいれん
J．抜毛症
K．被虐待児症候群（児童虐待）
L．チック
M．異食症
N．不登校
O．自閉症（自閉性障害）
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