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作った作品をしまっておく箱を探していたが、なかなか手頃なものがなかった。 そんな時、テレビで「週刊アートコース」のCMを見た。隔週で絵画の教本と画材をセットにして本屋さんで売るというものだが、創刊号には特典で「アーチストボックス」という画材をおさめていくための箱が付いてくるという。これは使えるかもと考え早速買ってみた。 安っぽいといえばそうなのだが、890円だし、改造すれば使えそうだ。結局その後もう一つ買った。 箱の大きさは外形で32センチ×22センチ×5.5センチ。手頃なサイズだ。中身の樹脂製の画材入れを剥がし、イメージを練る。 2つ買ってわかったのだが、材質が2種類あった(もちろん大きな違いでは無いが・・・)。 最初に買ったのは、合板がベニヤで樹脂の部品の接着は両面テープだったが、2つめのは、合板がボード(材料を練って板状にしたもの)で、接着も接着剤(ホットグルー)だった。 |
改造のための材料 | ||
DIYショップで購入したのは、 ・仕切りを作るための木材(厚さ5ミリ/3センチ×60センチ)・80円 ・黒セルスポンジ/硬め(1センチ×30センチ×30センチ)・550円 ・黒セルスポンジ/軟らかめ(1センチ×20センチ×20センチ)・330円 ・スポンジシート(いわゆる普通のスポンジの薄いシート・1センチ×30センチ×30センチ)・300円 ・戸当たりテープ(黒)・270円 ・書道用の下敷き(フェルトを買うと高いので代用。100円コーナーにあった)・100円×3 ・取手(ドア用の取手)・320円 ・隅金具(箱のコーナーにつける金具・和風のものを購入)・120円×4 全部で結局2630円+消費税の材料費になってしまった。 |
作業手順 | |||
1・もとの手提げバンドをはずし(ネジ止め)、金具、取手を取り付ける。 くぎやネジの先端部分が中に出ないか確認するため先にやっておく。 2・木材を切り出し、自分の好みに仕切りを入れる。 今回はリングスペースとペンダント、小物用と3つに分けた。 3・仕切り板を接着剤で固定。ニスを塗る 箱の中面はニスが塗られていないので、後で見える部分には全て塗っておく。 4・ベースの黒セルスポンジ(軟らかめ)、スポンジ材を貼る。 5・リング固定用に黒セルスポンジ(硬め)を幅2.5センチに切り、 間隔を調整しながら接着剤で貼る。 6・ふた部分のクッションの厚みを中身が動かないようにスペースごとに調整。 7・フェルト(書道用下敷き)を各スペースのサイズにあわせて切り、貼り込む。 |
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民芸家具調の隅金具 |
仕切り板 |
リング固定のスポンジ |
フェルトを貼り込む |
完成 | ||
作業の途中で思い付き、箱に『龍力』のロゴを塗装でいれた。 ロゴはデータ化してあるので、適当なサイズに拡大してプリントアウト。 箱にマスキングテープを貼り、その上にロゴをトレース。 カッターでていねいに切り抜き、ラッカースプレーで塗装。 乾燥させてマスキングをはがし完成。 内装・外装と、全ての作業は実質3時間程で完了。 箱+材料代のおよそ3500円は高いか安いか??? 今回は和風にしてみたが、DIYショップに行けば金具類はさまざまな種類がある。 金具やプレートをシルバーで自作というのもいいかも。 |
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塗装を終え完成した外観 |
早速作品をおさめてみた |
リング幅ごとに分類 |