Let’s CUSTOMIZE!

(プリメーラ補完計画(^^;) カスタマイズのコ〜ナ〜


16 安価に擬似サラウンド化、スピーカーをマトリックス接続

(2000/11/06更新)

お手持ちのカーオーディオシステムをカスタマイズする内容です。
サラウンドDSPユニットが欲しいな。でも高いから、ちょっとテが出ないな。。。というあなたにオススメなのがコレ!
マトリックス接続です。
コストパフォーマンスが高いです。
マトリックス接続はスピーカーの結線方法を変更して擬似的に4chステレオ化する手段です。
実はかなり昔(「サラウンド」という言葉が生まれるよりずっと前に4chステレオが流行った頃)からある方法なのですが、
なぜかクルマで実施されている人が周囲にいません。不思議です。(笑)
システムの適応条件は前後にスピーカーがあり、ヘッドユニットで前後バランスが調整出来ることくらいです。

用意するもの
1.電線 約1.5m
2.無極性電解コンデンサ 50V 47マイクロファラッド(80円〜100円程度です。)
  間違って+/−の極性のある一般的なものを買わないように注意してください。
  (極性のあるものはマイナス側の側面に縦に太線が書かれています。)
  又、ハイパワーなアンプを使われている方は、出力に応じて耐圧電圧の高いものを買ってください。


接続施工方法
施工時はオーディオの電源は切っておいてください。
1.電線を2本に切り、間にコンデンサをハンダ付けする。無極性なので左右どちらでもかまいません。
2.クルマのリアスピーカー(左右)のマイナス側の線を切る。このとき根元からでなく少し線を残すこと。
3.左右のリアスピーカーのマイナス端子の間を、先ほど作ったコンデンサ付きの電線で接続する。
  アンプから来ているマイナス線は使いませんので、端を絶縁テープで封印してください。
4.絶縁テープで接続部を保護して完成。

尚、コンデンサのリード線部分もショートしないようにテープで絶縁するのを忘れないでくださいね。



さて、音を出してみてください。
後ろの席に座って聴いてみるとよくわかりますが、リアスピーカーからはセンターの音が抜けた残響音が
再生されているはずです。
前に座って前後の音量バランスを変えてみてください。
どうでしょうか。今までより広がり感が増しているはずです。(^^)v


17 車載用ビデオカメラマウントの製作

(2001/04/07)
走行会の記録のためにビデオカメラがあるといいな。
あとでライン取りが復習できるし、クルマの挙動の再確認もできるし、思い出にもなる。
でも待てよ・・どうやって取り付けよう?(^^;
ということで、探しても探しても丁度いいものが見つからない。
日光サーキットに出店が来て、売っていたこともあるのだが、そのとき買っておけばよかったと少し後悔。
だが、無い物は作ればよい!(笑)それが自作の精神だ!(^^;q

というわけで作ってみました。(^^)

写真でみると結構カッコイイですが、すべて現物合わせで作っているので少し荒があります。(^^;
構造は作りながら行き当たりばったりで考えたのですが、なんとかカタチになりました。(^^;
一応、作成に注意したことは、
1.カメラの安定性
  左右に広げた板で横ぶれを防ぎます。
2.強度
  重量級のカメラでなければこれで十分?
3.軽量化
  走行会で使うのであまり重くしたくない。(^^;
4.安全性
  チェーンを付けてこれを後部座席のベルトに巻きます。
  これで万一の衝撃に対応。
5.耐熱性
  樹脂を使っていないので夏場の日光でも平気!
  でもカメラを付けっぱなしにするのはやめよう。
  マウントは平気でもカメラはマズい。

材料
すべて最寄のホームセンターでよく売っているものです。

1.6ミリ厚くらいの木材。
  適当にノコギリで切って使います。
2.アルミの平板形とL字断面の棒材。
  これも適当に金ノコで切って使います。(^^;
  あと、ネジ穴を開けるのにハンドドリルも必要です。
3.ゴムシート
 スピーカー等に接触する部分に切り取って貼り付けます。傷防止やガタ音が録音されるのを防ぐためです。
 また、高さを調整したい部分にも使えます。
4.木ねじ、ワッシャー類
5.カメラの台座に使える「ひ」の字に曲がった金具。探せばホームセンターにあります。(^^;
6.ナビ用モニターマウントの付属品の固定用ネジ。カメラの固定に使います。
7.ステンレスチェーンと取り付け用のワッカ付ねじ。
  これは万一の時にカメラが吹っ飛ぶのを防ぐためです。
8.マジックテープのゴワゴワの硬い方。(^^;
9.瞬間接着剤(マジックテープの貼り付け補強に使用)&ゴムボンド(ゴムシート貼り付けに使用)
10.お好みにより着色用スプレー

費用としては全部で4000円くらいでしょうか。
市販品を買えば間違いなく1万円を越えますし、取り付け可能なカメラポジションも自分のクルマに合っているとは
限らないですから、コストパフォーマンスは十分高いといえるでしょう!


裏から見ると木材の部分と、マジックテープの部分がよくわかります。
表の黒い部分は塗装です。
裏はゴムやマジックテープの接着力を阻害しないために塗装していません。


使用状態。現物合わせで作ったわりにはカンペキなフィッティングです。(笑)


実はこのカメラマウントの固定にはマジックテープ以外の大技があります。(笑)
この様に左右はスピーカーの間にピッタリと収まる寸法にしています。
前後もシートと、ハイマウントストップランプの間にピッタリと収まる寸法にしています。(笑)
なのでマジックテープがなくても水平方向はズレないカタチなのです。
これに加えてマジックテープでリアボードのフエルト地にくっつくので見た目よりも結構安定しています。
走行会で早速使ってみましたが、スピンしても外れませんでした。(笑)

あと、カメラの高さの設定は少し苦労しました。
仮仕上げをした状態で、近くの道を走ってテスト走行撮影し、帰って撮影画像を確認して決めました。
このテスト作業は必ず必要です。
なぜなら、カメラの高さによってはルームミラーが前方の景色の地平線と一致してしまい、正面のクルマが見えない場合があるからです。

他の作例
その1.kimuさんの場合

写真の通りスバラシイ出来映えです。(^^)カッコイイ〜
窓の外から見ると市販品にしか見えません。(^^;

どういう構造かというと、後部座席の上の手すりを外し、そこから1本アームを取り付けて上下の支えとしています。
横方向は窓に吸盤でアームの片側を貼り付けて固定し、途中で先の上からのアームと直角にシッカリ固定。
その更に先にカメラの保持部分を作ってあるわけです。
吸盤はレーダー探知機に付いていて使わなかったものを流用したとのことで、アイデア賞ものです。(^^)
アーム部は見ての通りアルミの角材を使用してこれも軽量かつ丈夫に仕上げておられますね。(^^)
強度の必要な手すり固定部分はシッカリと作られており、ツボを押さえた仕上がりになっているといえるでしょう。

その2.Kaonさんの場合

プリメーラ(HP10)にセットされたオクヤマ製リヤタワーバーに装着されています。
雲台はカメラ屋さんで売っている三脚用を使い、タワーバー固定部を自作した形になっています。
#リヤタワーバーがあるとスッキリ装着できていいなぁ。(^^;
雲台を流用すると、角度調整が容易ですし見た目もカッコよく仕上がります。
注意点としては、購入前にリアボードにカメラを置いて、どの程度の高さのものが良いか確認しておく必要があります。
低すぎる場合は改造で対応できますが、位置が高すぎる場合は修正できません。
ですのでお店で迷ったら低目のものが無難かもしれません。

製作上の注意点

自作される人は、ここで紹介した例に同じ車種の作例があっても、製作前に自分のカメラの
ポジションがどこにあればベストかを、まずテスト撮影して決めてください。
これは、使用するカメラの形状(レンズの位置)によって必要な取り付け高さ等が変わるためです。
前述にもありますが、高さによっては前方中央がミラーの影になることもありますし、
高すぎるとリアウインドウに接触する場合もあるかと思います。
安全のため、ガラスとの接触は絶対に避けましょう。
また、外部マイクを使用されたい方は当然ながら、その使用を前提に仕様案を考えて下さい。
たとえば、今回の写真中にある私のカメラの場合は、外部マイクを使うにはカメラ底面にアダプタを取り付ける
必要があります。この場合は高さが高くなってしまうのです。

その他の注意点
1.安全対策はくれぐれも充分に行ってください。
 たとえば追突されてもカメラが頭に飛んでこないような強度を持たせたり、強度のあるチェーン追加等の対策を行ってください。

2.カメラを取り付けっ放しで放置しないこと。
 撮影時だけ取り付け、それ以外は外しましょう。
 盗難を避ける意味はもちろんですが、直射日光下では樹脂部品等の変形損傷を招く危険があります。

以上です。
みなさん、各自のクルマとカメラに応じて工夫されてください。(^^)


18 熱対策 (ヒートカット塗装)

(1)油温対策編
以前、エキマニの熱でオイルパンが加熱されるのを防ぐため、断熱シートを貼り、エキマニにサーモバンテージを巻きましたが、1年後には
こんな姿になっていました。(^^;

バンテージテープは擦り切れ、断熱シートは粘着力を失って半分剥がれ、今にも落ちそう。

そこで今回は特殊防熱塗料、ヒートカットの出番です。
これは東亜システムクリエイトさんが取り扱っている、防熱用ペイントです。
主原料はセラミックですが、おそろしく断熱性に優れた材料で、実は使われているセラミックはNASAが開発した
真空セラミックビーズ(ミクロサイズの中空のセラミック球体!)なのです。


今回は断熱シートもテープもスッキリ取り去り、これを広範囲に塗布しました。

ヒートカットの缶を開けると、上部がガチガチですっかり乾燥してしまっているんじゃないかと一瞬かなり焦ります。(^^;
実は、底の方に液体が分離しているので、棒を缶の底まで差し込んで混ぜると固形化したパウダーが崩れて分解し混じってきます。
注意すべき点はゆっくりかくはんすることで、激しく早く混ぜるとミクロの真空ビーズを割ってしまって効果を落としてしまいます。
クリーミーになるまで優しく混ぜましょう。


ハケで塗装しました。仕上がりはこの様になります。

白いのでかなり目立ちますが、気になる人はシルバーやシャシーブラックを塗装すると良いでしょう。
マフラーだけでなく路面からの熱も防いでくれそうです。(^^)

水性塗料ですが、乾けば耐水性が出ます。
最初にシッカリ乾燥させるため、雨の日は塗装を避けましょう。

(2)バッテリーステー編

バッテリーのステーも輻射熱で結構高温になるので、バッテリー保護のためヒートカット塗装しました。
見栄えを良くするために、仕上げに黒スプレーしました。



(3)エキマニ遮熱板編

写真では解り難いですが、ヒートカット塗装した後シルバー耐熱塗装してあります。
一見「エンジンルームドレスアップか?」と油断を誘うところがミソです。(笑)
シルバーはただの「耐熱塗装」ですが、その下のヒートカットは「防熱塗装」!
内側から塗装する方が一見ノーマル風でよいのですが、温度センサーを外すのが面倒なため
外から塗ってしまいました。(^^;

気温29度の日に外を走ってみましたが、水温上昇低減効果は大きく、40km/hくらいで流れていればエアコンを
使用していても水温は83度に保たれました。
夕方には気温が25度になり、そのときの水温は79度となっていました。
施工の前に開口部の大きいTe-Vバンパーに換えたことも影響していますが、バンパー交換による効果は3度程度
この塗装による効果は、これに加えて更に3度程度の低減効果がある様で、結構あなどれない効果です。

社外品のエキマニの人はサーモバンテージを巻いた上から塗ってみるとよいかもしれません。


19 プラグケーブル浮き対策 

太めのプラグケーブルは弾力がありすぎてプラグソケット側が持ち上げられて抜けてくることがあります。
特に筆者のクルマは走行会の度によく浮き上がりドキドキさせられます。(^^;;
そこで、とりあえず写真のようなステーを作って取り付けてみました。
効果はまだ確認中です。(笑)