スパークプラグ
(更新日2001/11/08)
★スパークプラグ比較表
今まで試したプラグの一覧表です。
対象車は当然プリメーラ(HNP11)SR20DEエンジン。
エンジン本体はカムチューン等せずノーマルが前提条件です。
ここで紹介しているプラグの中での感想になりますが、ご参考まで。(^^)
オールシーズン1種類でという人にはブループラチナの7番かスプリットファイヤがお勧め。
どちらもアーシングチューニングとの併用で大きな低速トルクが得られます。
走行会に行く人なら夏はnismo/NGK8番、冬は7番のイリウェイかな。
プラグ | 純正装備 NGK BKR5EY |
BOSCH ブループラチナプラグ B-FR7DP1X |
NGK IRIWAY7 BKR-Eタイプ7番相当 (プラグギャップ無調整) |
NGK IRIWAY7 BKR-Eタイプ7番相当 (プラグギャップ調整後) |
スターフラッグ SplitFire SF392D |
東亜システムクリエイト マルチスパーク D4RI |
nismo/NGK イリジウムスパークプラグ S-tune 22401-RN010-8 |
スターフラッグ SplitFire SF392C (2001/11/08) |
DENSO イリジウムパワー IK16 (2003/04/14) |
外観 | 右参照 | 左がブループラチナ、右が純正。 |
左がイリウェイ 右がブループラチナ(煤付き(笑))。 |
ギャップを純正と同じ1.1mmに調整。 細い芯極を破損させないため、 ペンチで電極のカールの外側 から引っ掛けて引っ張りました。(^^; 広げ過ぎた場合は、ペンチの 平らな部分で軽く叩くと少しづつ 修正できます。 |
ギャップ調整の様子。 純正と同じ1.1mmに調整。 電極先端を痛めないように注意。 |
ご覧の通りガイシと電極が交互に重なった 特殊な構造で、360度自由にスパーク 出来るようになっています。 |
外観的には特に目立った特徴はない。 フック根元の溶接仕上げが無いのは コストダウンのためか? ソケット側のガイシの溝が他メーカーの ものより多く、沿面絶縁距離が長いため 点火系チューニングを行っていても リークには強そうです。 |
ギャップ調整の様子。 純正と同じ1.1mmに調整。 電極先端を痛めないように注意。 |
先端径はわずか0.4mm フックにはより強いスパークを 得るための溝があります。 |
熱価 | 5番 | 7番相当 | 7番相当 | ← | 5〜6番相当 | 5〜7番相当 | 8番相当 | 7番相当 | 7番相当? |
点火ギャップ | 1.1mm | 1.1mm (先端φ0.9) |
0.7mm (先端φ0.6) |
1.1mm (先端φ0.6) |
自分で調整必要 | フックが無いためギャップ調整は不要 | 0.7mm (調整不可) |
自分でギャップ調整必要。 ガスケットの裏表にも注意しましょう。 |
調整不可 |
始動性 | 問題なし。(^^;当然 | 問題なし | 問題なし | 問題なし | 問題なし | 問題なし | 問題なし | 問題なし | 問題なし |
パワーフィール | 普通 | エンジンの吹け上がりが少し軽くなった感じです。 特に2200RPMから上が元気になります。 (2001/05/19追記) 久々に装着してみたら、結構アーシング チューニングとの相性が良いみたいで、 イリウェイ7より明らかに低速トルクが出ます。 やはり芯極が0.3ミリ太い分、放電電束も 多くなり点火に有利になるのでしょう。 高回転では細い方が点火に有利なのですけどね。 街乗りではこのくらいがいいのカモ。 |
弱い。 加速はするが、パンチがないです。 |
ギャップ調整前とは全然違う パワーフィールとなりました。 低回転でのトルクはかなり弱いが、 高回転はイケてます。 明かに高回転型の性格です。 中高速サーキットなら本領を 発揮します。 逆に街乗りの快適性はやや劣ります。 低速トルクよりも高回転での パワーを重視する人や、コースに よってはサーキット向きです。 |
良好! 加速感、ダイレクト感共に好印象です。 低回転のトルクと高回転のパワー感が両立しており、 バランスが非常に良いです。 |
交換当初はトルク感があり、排気量がアップした様なフィールでした。 明らかにアクセルの踏み込み量が減ります。 また、燃費も向上します。 がしかし、そもそもノーマル状態を想定して設計されたこのプラグ。 私のクルマは吸排気を変えているので、しばらくして問題が発生。(^^; マフラーサイレンサーを排気抵抗の高いものに交換すると 低回転でエンジンに負荷がかかったときに失火するように なってしまい、恩恵を得ることができませんでした。 ですので、このプラグは宣伝文句通り「完全」ノーマル状態でクルマを乗る方 向けという結論です。 ライトチューンでも使えるかなと思ったら甘かったです。(^^;;; (2001/05/19追記) ほとんどノーマル状態のプリメーラUKオーナーのinau氏にこのプラグの 追試をお願いしました。 しかし、結果は残念ながら思わしくなく、「SR20DEエンジンには不向き」 という結論となりました。(^^; 他の車種で使われている人の中では良いという感想も聞くので、おそらく 車種を選ぶのでしょう。 万人向けではありませんね。 自分と同じクルマで「コレいいね」と言われているのを確認してから 検討されることをお勧めします。 |
低速トルクは普通ですが、吹け上がりが明らかに軽いです。 スポーツ走行においては、シフトダウンのときに回転を合わせ やすくなります。 パワー感やパンチ力はスプリットファイアの方がある感じなのですが、 実際にサーキットにて使ってみると、他のチューニングも加えて いるとはいえ、タイムが向上し、ストレートでの速度も伸びたので スポーツ走行においては7番プラグより更にこちらが向いていると 思われます。 愛車をチューニングされている方向けです。 吸排気系+点火系のライトチューンでもOK。 |
以前にもSF製プラグを使っていましたが、 今回は、アーシング等の点火系の強化に対応すべく 熱価を1番手上げました。 相変わらずトルクフルなプラグです。 一応街乗り専用に考えています。 |
吹け上がり感とトルク感のバランスが 良いです。 高いレベルで両立できている感じです。 回転フィールのキレは今まで使った プラグの中では最高だと思います。 |
エンジンサウンド | ちょっと大きめ? | 少し大人しい、スムーズな音。 |
低い。 モォォォォォーンという重い感じ。 静かではある。 |
低回転では普通。 5000rpm以上の高回転で SRサウンド炸裂。(笑) |
SRサウンド炸裂。(笑) | 低音。 |
レーシングサウンド炸裂。(^^; 吸排気系を換えているとわかりやすいですが、 あきらかに煩い音になります。 |
やはりどちらかと言うとSRらしい音が 強調される傾向ですね。(^^) |
どちらかというと高めの音質になる 傾向かも。 |
トルクフィール | ちょっと物足りない。 |
低回転域ではトルク感が不足気味かな。 | 弱い。 同じ7番でも、BOSCHより冷え過ぎの感がある。 |
上にも書きましたが、低回転の トルクは期待してはいけません。 本命は高回転です。(笑) |
良好! 特にスタートダッシュが改善されます。 |
クルマとのマッチングがよければトルク感はスプリットファイア以上 かもしれない。 (2001/05/19追記) しかし、SRエンジンでは結局ダメな様だ。(^^; おそらく私が使用した最初のうちだけよかったのは、ガイシ表面に カーボンが付着していなかったためだと思われる。 詳細はinau氏のレポートを読まれたし。 まさか、1日走行おきにガイシを磨くわけにもいくまい。。。(^^; |
トルク感は薄いですが、それ以上に吹けあがりが良いので 加速感は良好。 |
良好! | 良好! |
焼け具合 | ちょっと白っぽくなる程度で良好。 流石純正。(^^) |
少し黒く煤が付きます。 1万キロ毎くらいでクリーニング必要。 |
すぐに交換してしまったので不明。 | ススもほとんどなく、綺麗に焼けています。 少しガイシが白すぎかな? |
(2000/07/16) 1万キロ走ってもこの美しさ! くすぶりもススもありません。 左が純正、右がスプリットファイヤです。 サーキット走行もするので、ちょっとプラス極のエッジが 減ってきています。 |
500km程度で交換してしまったため不明。 ガイシの表面にスパークの跡らしき黒い線がつきます。 (2001/05/19追記) この黒い線がクセモノらしい。(^^; |
(2001/05/19更新) 11月までの焼け具合は良好。 12月以降になると低い気温に対応しきれず、黒ずんできます。 「キツネ色なのにくすぶり気味」になっているのがわかると思います。(笑) 夏から冬への季節の移り変わりが読めてなんとも情緒があります。(笑) 手間を惜しまず冬は外して7番以下にしましょう。 |
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排気ガスの臭い (アイドリング時) |
薄い(当然だ) | 少し臭うかな。 | かなり臭い(爆) 不完全燃焼? |
微香性。 | 薄い よく燃焼出来てる。 |
(正常時)薄い、よく燃焼出来てる。 (異常時(^^;)生ガスっぽいカモ |
微香。 | 薄い よく燃焼出来てる。 |
薄い よく燃焼出来てる。 |
燃費 (概略参考値) |
純正比 −0.3km/L アーシング後は +/-0km/L程度 |
純正比 −0.7km/L | 純正比−0.2km/L ギャップ調整した方が明らかに 燃費が良い様です。 |
純正比 +0.1km/L | (正常時)純正比 +0.5km/L | 純正と同じくらいか。 スポーツプラグであるものの、燃費は悪くなっていない。 |
純正比 +0.1km/L アーシングとの組合わせにより顕著にトルクアップ するためこれ以上の向上の期待がもてます。 |
純正と同じくらいか。 良好な回転フィールのわりに 燃費は犠牲にならないようです。 |
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お薦め度 | ☆☆ | ☆☆ | ポイント無し | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | 評価不能 | ☆☆☆☆(但し5月〜11月まで) | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆☆ |
(2000/09/20更新)
★筆者のプラグ交換セット
特にめずらしいものは入っていません。(^^;
プラグレンチ、ブラシ付きギャップゲージ、タオルなどが入っています。
タオルはエンジンとプラグがまだ熱い時に取り出す場合、レンチからプラグを外すのに必要なのです。
プラグ立てにつかっているのはホームセンターで売ってる口紅スタンド。
上の段から純正、NGK、BOSCHと並んでいます。
黄色いキャップはSplitFireに付属していたものです。
プラグって4本ずつ買うからセッティングを失敗すると増えるの早いんだよねぇ〜。(苦笑)
これだけ揃えれば12気筒エンジンでもOKOK。(大間違)