プラグ点検のお薦め

(更新日2002/05/21)


アーシングチューンド車にとっては、季節の変わり目はプラグ点検の時期です。
本格的なチューニングカーでなくとも要チェック、アーシングは立派な電気系統のチューニングなのですから。
というわけで、昨年秋頃からアーシングを始められた人はプラグを外して以下の項目を点検確認し、
ベストなコンディションで乗りましょう。(^^)/


1)プラグの焼け具合の確認
 冬場の気候に合わせて熱価を下げたプラグを入れていると、暖かくなってくると焼け過ぎになる場合があります。
 ガイシが真っ白になっている場合はプラグの熱価を1番上げましょう。
 ガイシはキツネ色、もしくは薄い灰色になっているのがベストです。

2)プラグの消耗度の確認
 芯極のエッジが丸くなっていたり、短くなっている場合、消耗で変形している場合等はプラグの寿命です。
 新しいプラグに交換しましょう。
 同じクルマで同じアーシングでも、当然ながら高回転を使う人、走行距離が長い人の方が消耗は早いです。

3)プラグの消耗&焼けバランスの確認
 各気筒のプラグに対してアーシングが電気的に均等に出来ているかどうかを確認するために、消耗度と
 焼け具合のバランスを確認します。
 片側の気筒だけ焼け過ぎたり冷え過ぎたりしている場合はエンジンヘッドまわりのアーシングのバランスを
 見直しましょう。
 プラグを外した時に油性ペンで何番ピストンのものか番号を記入しておくと間違いがありません。

<筆者のクルマの例(2002/05/21確認)>

プラグは冬に備えて昨年11月に熱価を落としたもの(新品)に交換したものです。
写真中の番号は装着している気筒番号です。熱価ではありません。

点検項目1)
 全体的にガイシ部分が真っ白く、既に熱価を上げなければならない季節であることがわかります。
 純正プラグは5番相当でエンジン本体はノーマルなライトチューン車ですが、アーシング等により7番相当でも
 この焼け方です。
 したがって夏場は8番相当に交換します。

点検項目2)
 全体的に芯極のエッジ(角)が丸く消耗しているのがわかります。
 今回は2番の消耗だけ他気筒と比べてかなり進んでおり、なんとも半年少々で既に寿命な様です。(^^;;;ガーン
 というわけで、筆者の場合は冬用プラグも耐久性のあるプラチナ等にする方が経済的な様です。

点検項目3)
 バッテリー&純正エンジンアースに一番近いのが4番ですが、ガイシの色についてはそこから一番遠い1番側まで
 白さが均等です。
 ただし、写真の通り、この中でも2番が芯極の消耗が大きく、おまけにフックに白いブツブツが出ており、
 焼け過ぎ度合いが他のプラグよりも大きいことが判ります。
 したがって、もっと均等に焼ける様、ヘッドまわりのアーシングレイアウトを更に改良するのが良いと言えます。(^^)