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●天使は舞い降りた:表紙(★★★★) |
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この表紙、構図的に気に入っています。片方だけの正体の良く分からない白い翼、舞い落ちる羽、振り返る2人と彬の肩へ乗せた多希の手。ちょっと屈み気味で彬によりかかっているような多希の表情が可愛くていいです(^_^)
難点は翼だなぁ。2人に対してどのあたりの位置にこの翼があるのか良く分からん(^_^;)のと、色塗りがはっきりし過ぎている点。「幻想的」って感じがしないわ(^_^;)
(1998年7月4日)
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●天使は舞い降りた(★★★) |
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悪い作品ではないんですが、もうちょっとかなぁ、って気がする。多分これは「学校には伝説がある」「学校には秘密がある」っていう2つの要素がストーリィの中にあるので、それに対する期待感が私の中にあるからなんだと思う。彬と多希の2人の恋の話を期待するよりも、そっちの方を期待しちゃってるのね(^_^;) でもこの話は「伝説」「秘密」って部分は2次的な要素なので、私のワクワク・ドキドキ感を満足させてはくれないのです(^_^;) (いやあなに、昔「学校の中の幽霊が出る場所を探索する」って漫画を描いて漫研に出した事があるんでねぇ(^_^;) それのイメージが割とこの作品にだぶるので、感想の足を引っ張るのさ。)
でも学校の中に教会があるってのはいいなぁ(^_^)
それにしても多希、惚れっぽい(笑)
(1998年7月4日)
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●君を見ていた(★★★★) |
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いやあ、目的を途中で取り違えてしまった由衣子ちゃんが素晴らしい(^_^;) 飼い主を射るにはまずペットからって事なのだな(^_^;) でも確かにくり丸ってよさそう・・・・。(何が?)
佳之氏の気持ちが途中まで描かれていないので、実は最初読んだときにはちょっと面食らっちゃった(^_^;) お店覗いているちょっと気になる女の子に対しては、もうすこしそれらしい素振りを最初からしてほしー気がするのでした(^_^;) 健気な由衣子ちゃんがちょっとは意識できるよーに・・・(^_^;) いまの状態だと寝耳に水な感じですねー。
しかし・・・むー、2人の間に割って入ってくるのか、くり丸(^_^;) こりゃぁくり丸の目の届く範囲でラブシーンは禁物か? 2人でべたべたしてたら「あそぼ」って来そうだもんな(^_^;)
(1998年7月4日)
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●ぼくらのパワー(★★★) |
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いや、敵というかライバルを出してクラスが纏まるきっかけとするのは普通の事なんだけど、出てくるのが「やな奴」としての典型的パターンだったというのがちょっとねぇ。みのりのクラスが「やな奴」が邪魔しなければ勝てないほど強い相手とは描かれていないし。パターンにあてはめるためだけに存在した配役という感じだけが残ってあまり好みではない(^_^;)
むしろ、みのりたちを歯牙にもかけないくらい本当に強くてスゴいクラスに描かれていたほうがすっきりします。ただそれを描くページは無いか(^_^;) いっそのこと、そういう役は登場しないほうがすっきりかな?
さて、2人のそれぞれの気持ちは結構クラスの面々にばれちゃってるのね(笑)
「あたしじゃいやかな?」なんて目を見つめられながら言われたら、普通拒否は出来ませんって(^_^;)
「あたしじゃいやかな?」
「・・・いい友達でいよう」
「が〜ん(;_;)」 いや、深い意味はないけど(^_^;)
(1998年7月4日)
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●一緒だね(★★★★) |
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単行本「天使は舞い降りた」の中で一番のお気に入りがこれ。
2人とも照れ隠しで素っ気無い素振りをしていたわけで、これはこの2人だけに当てはまる事じゃぁないよねぇ。香村さんの作品には、こういった「意地をはる」ってタイプのキャラクターが多数登場しますもん(^_^;)。最近のもそうだったなぁ(^_^)
好きな人の前ではなぜ強がってしまうのか?うーん、ギャグで流してしまう方が一般的であるとは思うけど(^_^;) 自分に注意を向けて欲しいと思う気持ちの裏返しなのかな。強く正しい行動に出る事で、「こっちを向いてよ」ってアピールしているのか?
しかし、最後の手を繋いで戻るシーンはすごくいいと思うのでした。このあとクラスの連中にものすごーく冷やかされるのは確実(笑)。多分、今まで「夫婦」とか呼んでいたけれど、ほんとにくっつくとは思ってない者が多数だと思うから。(大体、こういった冷やかしを言う方は深い考えなんてないのがふつーだ(^_^;))
(1998年7月4日)
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●お日様の笑顔(★) |
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男の子連中がイヤすぎー(^_^;)
(1998年7月4日)
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●おまけまんが(★★★★★(笑)) |
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いやあ、★の数に深い意味はないけど、こういう会話って多分するよなぁっと思うので(^_^;) おんなじようなパターンで、子猫には誰にも勝てないという話をした事があるのよ(^_^;)
(1998年7月4日)
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●恋するテディ・ボーイ:表紙(★★★)
●恋するテディ・ボーイ(★★★)
●おとこのこ・おんなのこ(★★★★★)
●小さな頃から(★★★★)
●スノーホワイト(★★★★)
●エンジェルスノー(★★★)
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●まほうのくすり(★★★★★) |
ネコ(鈴音子)とシロ(城)は傍からにても子犬と子猫のようにじゃれあう二人なのでした。そんなネコにとって、シロは彼女が転校してきたときに魔法・・・まほうのくすりをくれた大切な思い出の人でもあるのです。そんなシロに好きな人がいることが判って・・・
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『まほうのくすり』、設定や個々のエピソードはけっして目新しいものじゃないと思いますが、でき上がった作品のこの良さは何?(^_^)
名前からくる「シロ→犬」「りねこ→猫」ってのはネタとしてベタなほうですし、タイトルにある『まほうのくすり』の意味するもの等は正直言って使い古されているパターンであると言っても構わないと思います(^_^;) でも、1つの作品になった時点ではとても良い。まあ言ってしまえば、決して無理をしない構成を用意したわけなんですが、香村さんの現在の実力からすればこの出来の良さは当然な結果なのかも(^_^)
『まほうのくすり』のキモの部分はシロに対するネコの心の推移ですが、これが無理なく描けていますねー。恋に関してはシロのほうが少し前を歩いていたんですが、話の最中にネコが一気にシロを追い抜いて行った。その時までの『まほうのくすり』は二人にとって等価な「品物」だったけど、とうとう「形のない」ものになった。
ちなみにネコはシロに「『まほうのくすり』をあげる」と言っていましたが、この『まほうのくすり』はシロじゃなくてネコ自身に効くタイプでしょう(^_^) うーん、シロにとってはくすりじゃなくて麻薬かも(^_^;)
香村さんの代表作としては私はこれまで『おとこのこ・おんなのこ』を挙げていたのですが、この『まほうのくすり』を並べることになるでしょう(^_^)
で、余談ですが、これからのネコちゃん。シロを手玉にとる魔性の女、まさにデビルネコ化(笑)する可能性もあるんでは・・・(^_^;)
(1999年10月12日)
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