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●彼とあの娘と私(★★★★★) |
親友・真美との長電話の翌日の朝、朝練に向かっていた桃子は矢崎に出会った。矢崎がこんな早い時間にくるのは珍しい。一緒に学校へと向かおうとした桃子に矢崎はつきあってほしいと告白をする。矢崎は以前、真美と付き合っていたのだが?・・・。
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●僕たちはこれから(★★★★★) |
視線・・・電車の中で幸太がふと感じた視線は、N女の制服を着た女の子のものだった。それ以来彼女が気になってしまう。行き帰りの電車のなかで、2人の距離は少しずつ縮まっていくけれど、視線の本当の理由は・・・
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●君はわかっていないけど(★★★★) |
いずみと達郎は幼なじみ。ちょっと成績が良いほうではないいずみに比べ、達郎は前期生徒会長。取り残されるような気持ちのいずみをよそに、回りの人は達郎と元副会長の柴山さんを「お似合い」と言う・・・
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●ガールズ・ファイト(★★★) |
好きな人に恋人が出来ちゃったー。優しい広瀬先輩が好きな千明だったが、広瀬先輩の心は智子先輩に。つい最近まで他の男と付き合っていた智子先輩なんて認められない彼女なのだが、智子先輩を応援し千明のお邪魔をする志賀先輩は、智子先輩の元彼氏・・・
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●ガラス越しのHeartache(★★★★) |
気になる・・遊園地に遊びに行く計画に乗ったのはいつものメンバーだったが、悟は笠原さんも誘いたいと思った。今までまともに話した事すらなかったが、4月に偶然見てしまった、桜吹雪の中に佇む笠原さんの姿が脳裏に浮かぶ・・・
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●ふたりのマイセルフ(★★★) |
あゆかとみずほ。性格も違う2人は喧嘩もするけど仲のいい姉妹。ある日、お使いの為に乗っていたバスが事故に遭い、2人は巻き込まれてしまう。その結果、あゆかがみずほに、みずほはあゆかに入れ替わってしまったからさあ大変・・・
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●君の住む街へ(★★★★★) |
卒業文集のテーマをクラスに報告したあと、副委員長のかの(佳乃子)はふと考えてしまった。「なんになるんや、あたし?」
そんな時、補習を受ける委員長の谷本に代わってアンケートの集計を手伝ってくれたのは、堤君だった。それまで話をしたことなどほとんどなかったのに。かのはそれから堤君がなにかと気になるように・・・
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●恋愛未満の方程式(★★★★★) |
森口湊14歳。〜男の子同士の話のあいだに割って入ったて平気〜な女の子。男の子と気軽に話せる彼女を羨ましく思う友人琴ちゃんだが、湊だって琴ちゃんのことを羨ましく思っているのでした・・・。
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●お日様の下で会おうね(ひろいずむ事始第1話)(★★) |
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●そして ふたりの明日(ひろいずむ事始第2話)(★★★) |
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●魔法じかけのアトラス(★★★) |
15歳の誕生日を前に、アンゴラのマーシュとともに家(お城)を出て旅だったティアニス姫。彼女の目的は王族にさずかる魔力を探すため。そう、ティアはまだ魔力に目覚めていないのだ。王である父の、母のためにも、そして彼女自身のためにも魔力が必要なのだ・・・。 |
「魔法じかけのアトラス」(香林ゆうき)、これを読んだ瞬間に思わず出たひと言・・・「耳長族」(^_^;)(いやーCSでグランゾート見てるんでつい(笑))
昨年は大正ロマン系列に挑戦し、今年は(というより昨年末の「すぴっく注意報」からだけど)ファンタジー系に挑戦しているらしいですね〜。昨年の大正ロマンの方は、今一つの出来であったと私は思っているので(設定からみても、ガジェットの出し方と使い方がよくないと思う。むしろ無かったほうがすっきりしたのでは?)、このファンタジー系への新展開に対しては期待してます(^_^)
普通の恋物語については、香林ゆうきさんはほぼ完成の域に達していると私は以前から考えており、前述の大正ロマン系には期待したんですが、ちょっと外してしまったかな?ってな感じであった為こんどのには過大なくらいに期待してます(^_^;)
で、件の「魔法じかけのアトラス」は・・・
・・・・・・(^_^;)
兎人類、王族の特徴、理解力のあるかっこいい男性(笑)といろいろそろっているんですが、それらが十分に利用されずにさらっと流されてしまった感があります。知りあった夜のティアとグレイの会話のシーンはそれなりに良かったと思いますが。(でも説明のためのシーンだよなこれは(^_^;))
正直言って、個々の設定の斬新さがない(わりと良くあるネタの集合体である(^_^;))ので「おおっ」と思うことがなかったのが残念です。
例)
兎人類(アンゴラ) → グランゾートの耳長族
王族の魔法力 → でたとこプリンセス
アンゴラはともかくとしても、王族の魔法力ってのは話のキモの部分なので、これが「身近な者が危険に出会ったとき、助けたいと思う心で発動する」ってではあまりにも普通すぎますです(^_^;) もう少しなにかを犠牲にしなければ前に進めないとか(ティアの心のなにかをささげる/犠牲にする/実際にそうなる必要はないけど、そのぐらいの気持ちが必要だとかー)。あるいは全く逆にほんとうに単なる通過儀礼として設定し、マーシュはそれを実現させるためについてきているとか。王族の魔法が使えるようになる最初のきっかけは、本当に心の奥底から願ったときにのみ。これに失敗すると、本当に魔法がずっと使えないままになったり、使えてもへなへなの魔法しか身に付かないとかいう風にして、それを知ったマーシュが自分自身の身体を使ってティアの魔法を発現させようとする。失敗すれば命はないかもしれないけど、マーシュは犠牲になるつもりはさらさらない、なんて感じで(^_^;) 月並みだけどこの程度は風呂敷を広げてもらいたいな〜。
それと、せっかく一緒にいるんだから、ながーい耳があるという兎人間の特徴を使ったエピソードをばしばし突っ込んでもよかったんでわー。あんだけ大きい耳なら音が良く聞こえる/聞き分けられる/家出ならぬ城出するときに警備の人の足音聞き分けて、ティアが気づかれずに脱出するのを手助け/盗賊がくるのも察知/グレイの言葉も、近くでささやかれなくても解る/でも寝入ったら役立たず(笑)
みたいなものと。
これは拡張すれば、近くだったら心臓の鼓動だって聞き取れる/ああっ、ティアったらグレイの前にくると心臓ばくばくの状態じゃない?/あれれ、グレイもじゃん、へーそうなのかぁ、ふふふふん(^_^) なんかも出来そうだし(笑)
#兎人類、しっぽがあるのだろうか? そしてアンゴラがいるんならチンチラってのもいるのだろうか(笑)
(1999年3月10日)
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●きみの一番になる(★★★★★) |
あたし、沢野ひなぎく。中三です。今日もじゃんけん勝負にまけちゃったので、みんなのおつかいなんです。そこに現れた幼なじみの岬。フォローしてくれると思ったのにぃ、ふえぇぇぇん〜〜〜〜(;_;) あたしってあたしって、岬の「おもちゃ」なのぉ? |
香林ゆうきさん、久しぶりの現代恋愛ものであります。ここしばらく大正ロマンとファンタジーが続いていたので(^_^;)
さてこの「きみの一番になる」、これまでのベスト作品とも言える『君の住む街へ』とはすこし違う演出で、全体的に「ふわふわ」しているような気がします。崩した顔なんかも浮いている感じがしないし(そう、今までの作品なら「崩した」絵と通常の時の絵の差が大きくて、浮いた感じがしていたのです)、前と比べて肩の力が抜けたように思います。大正ロマンやファンタジー系を描いている間に恋愛物の充電が完了したんでしょうか?(^_^;)
そういう訳で絵的にはかなり「抜いて」いるようです。これまでの絵は「きちっと詰め込んで描く」という感じの絵でしたが、今回は主役のひなぎく嬢がそういったタイプの絵で表すにはすこし違っているキャラなので、この絵は実によくあっていると思います。今までの香林さんのキャラタイプとは若干違っていて、なおかつ絵もそれに合わせて変化している。それが良い方向向かっています(^_^)
香林ゆうきさんの主人公(女の子)は、どちらかというと「強い」タイプの女の子なのですが、今回の沢野ひなぎく嬢は目茶よわよわ〜な感じの女の子であります。(ネーミング見てウェディングピーチ連想してしまったことは大声では言えないのだが(^_^;)) よわよわな感じだけでなくかわいらしく描けてますし(^_^)
屋上での立ち聞きシーンはお約束としても(笑)、流れに無理はないしひなぎく嬢の気持ちはきちんと描けているし、読んでいて楽しいしと(岬の気持ちが結構みえみえなので、いぢわるされているように見えないのがいいですねー)、香林ゆうきさんファンとしては嬉しい一作であります、はい(笑)
きみにも素敵でかわいい彼女がいつかできるでしょ(^_^;)>島岡くん
(1999年5月20日) |
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