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●珠玉短編賞
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高月悟里
「奇跡をあげる」 りぼん夏休みおたのしみ特大号
1998年の数ある短編のうちで一つ選ぶとすれば、もはやこれを選択するほかはありません(^_^;) 私的にはそれほどお気に入りにある作品です。おまじないというテーマに制限されているとは思えない程の素晴らしい出来。演出、表情等どれをとっても最高です。最大の弱点は15pという短さとテーマ付きという点。
高月悟里さん、結構作品数たまっているんで単行本が出てもおかしくはない頃だとは思うんですが・・(;_;)
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●強烈印象賞
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木月庭子
「おやこどんぶり!」 りぼんオリジナル12月号
一歩間違えれば18禁になろうかというきわどいシチュエーションと設定ですが、特徴ある絵柄で引きつけてくれました。ちなみに私はこの絵を見ると何故かふくやまけいこさんを連想してしまいます(^_^;)
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●成長・躍進賞
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香村陽子
「おとこのこ・おんなのこ」 りぼんオリジナル2月号
「恋するティディベア」 りぼん9〜11月号
単行本も出て本誌連載もあった1998年は躍進の年でしたねぇ。春先に出た「おとこのこ・おんなのこ」で成長の片鱗が見られましたし、本誌連載の「恋するティディベア」は、単行本の時にはまだ難があった書き文字がぐっと美しくなり(まだ精進が要るとはおもう(笑))、キャラクターの表情も良く丁寧さにさらに磨きがかかったようです。ただ、ストーリーは月並みだったけど・・(^_^;) |
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井上多美子
「ツイてる夏休み」 りぼん夏休みおたのしみ特大号
「まるでミラクル」 りぼん8〜12月号
わらびの可愛さがよくでてる短編「ツイてる夏休み」、イケます(^_^)。絵柄が「カワイイ系」なので、こういった話に最高にあっているのかも。
「まるでミラクル」は、最初のほうでは設定を生かしきれなかった感があります。剣の思い込みがちょっと空回りしているかな? でも連載終了時の2人の関係を起点にした番外編がよい出来です。そうそう、連載後の4コマのつるかめネタはなかなか秀逸(笑)
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●最優秀男性キャラクター
●最優秀女性キャラクター
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南野のえる(「ミントな僕ら」吉住渉)
いや、なんとなく・・・(^_^;)
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●ショートショート賞
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森ゆきえ
「めだかの学校」 りぼん、他
無事単行本も出ました(^_^)つぎはいつになるんでしょうか?(^_^;)
それはさておき、当初見られていた突飛な設定(田中先生(^_^;))のみだけではなく、落ち着いた雰囲気でほのぼの(か?(笑))としたギャグは読む人の心を和ませてくれるでしょう(ホントか?(笑))
作者も気合いが入っている扉絵は一見の価値あり。
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●最優秀新人賞
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大野のぞみ
「ベルを鳴らせば」りぼんオリジナル2月号
「恋するサイズ」春のびっくり大増刊号
「まいごのロマンス」りぼんオリジナル10月号
「甘いドウキに恋のめまい」りぼん1999年1月号
「自転車が死んじゃったよー」という強烈なせりふを引っさげてデビューした大野のぞみさんですが、連載を重ねるたびにより印象が強くなってきます。んー、目に焼き付くわ(^_^;)
とくにオススメなのが「恋するサイズ」「まいごのロマンス」の2編。
あの卵形のおめめに細い線、決して細くはない足(笑)、大きめのコマに顔面どアップといった大胆さに甘ーい風味のストーリー。きらびやかな漫画ではありませんが期待の新人です(^_^)
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●最優秀作品賞
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種村有菜
「神風怪盗ジャンヌ」りぼん連載中
画力は十分にして魅力あるキャラクター(少し飾り過ぎの感がある気もするが・・・)魅惑的な設定とその割にはオーソドックスな人間関係という、まさにヒットする要素がいっぱいある作品です(^_^;) ただ私的には、作品に華がある分ちょっち引いてしまってたりしますが(^_^;) (なんかこれでもかっこれでもかっというくらい、まろんに不遇・不幸・アクシデント・イベントが集中しているなぁっと。主人公なんだからしょうがないけど、もうちょっとさらっと流してくれる部分も欲しいかなーと思いますですはい。)
ま、何はともあれアニメ化もいたしますし、作者の実力から考えてもまだまだ序の口だと思いますので、これからがますます楽しみです(^_^)
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●1998年りぼん漫画大賞
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高須賀由枝
「グッドモーニングコール」りぼん連載中
連載開始時はまあ普通だなーってのが感想だったんですけどね、2人の関係が固まりつつあるころからぐっと面白くなったと思います。まあその主な原因は、まりなを始め脇役陣の充実にあると思われるんですが(^_^;)
特にゆりりんと阿部っちは非常によいキャラクターです(^_^)
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