幸手市将来設計 1.教育行政
はじめに
 幸手市の現状は限りなくグレーに近いグリーンとタウン誌の市民調査結果にも現れている通り、市政の停滞が市民の皆様の不満感となって、示されております。
 私も、市政は、増田市政になって8年が経過しようとしていますが、正に停滞そのものと、認識しております。
 従って、21世紀の初年を迎え、何としてもこの幸手市を停滞から飛躍にむけて、市政の転換を図るため、私はその先頭に立って全力投球する決意を致しました。そして、元気な街、思いやりのある街にし、安心して住める安全な街を創造致します。
 ここに、教育、福祉、インフラ整備(都市基盤)の三点について、所信の一端を申し述べさせていただきます。

1.教育行政
 教育は、国家の基であり、人間形成、人材の育成確保は、国にとっても私たちの地域社会にとっても、今後の存亡に係わる、最も大事な責任課題であります。
 今日の国際化されたグローバル社会にあって、混迷と混乱を招いている日本社会は、教育の混迷とも言えると思います。勿論、教育方針については、教育の独立の意味からも、教育委員会に委ねるべきものでありますが、教育行政については、積極的に取り組まねばなりません。行き過ぎた執り違った平等教育、個人を大事にするあまり過度の個人主義にはしり、他者を認めようとはしない、逆に個性を生かせない教育等の負の問題が顕著になって来ていると認識しています。
 本市にとっても、次代を担う青少年の学校教育を始め、社会教育、生涯教育、生涯スポーツ、芸術文化の振興等課題は山積みしております。具体的には、
@IT教育等に伴い、国際語としての英語教育の充実と、人間としての本来の生き方を教える人格教育(人間教育)の充実を致します。
A学校施設の計画的改修と、学校の統合を含めて余裕教室の有効利用をします。
B文化財の保護と郷土資料館(学校転用等)を設けます。
C音楽、絵画、書道を始め芸術文化の振興を図り、常設展示場を設置します。
D家庭での教育力の向上を目指した生涯教育の充実と、生涯スポーツの振興を図り、埼玉国体の開催を成功させます。
むとう寿男   
むとう寿男