高月悟里

 

高月悟里さんのまんがの感想(作品別)

 


●[幸せってなんだっけ:表紙]
   [幸せってなんだっけ] [クリスマス・イブ] [ハッピーの条件]
   [黄昏の天使たち] [あぜ道のメルヘン] [科学飯盒スイハンジャー]
 
[奇跡をあげる:表紙]
   [奇跡をあげる] [奇跡をあげる〜ときめきの予感〜]
   [奇跡をあげる〜シャボン玉の恋〜] [奇跡をあげる〜ナイショの宝物〜]
   [奇跡をあげる〜笑顔の引力〜] [お願い・プラム] [奥から2番目]
   [1番星は海の中] [運命のギンガムチェック]

 

●幸せってなんだっけ:表紙(★★)
 
(2000年04月18日予定)

 

 
 

●幸せってなんだっけ(★★★★)
  
 鳥丸さんを幸せにすること、それが福の神である風花の仕事。けれど、満足にこなせない風花に業を煮やした大神様は、風花を疫病神にして鳥丸さんの所に送り込む・・・。



(2000年04月18日予定)

 

 
 

●クリスマス・イブ(★★★★)
 
 



(2000年04月18日予定)

 

 
 

●ハッピーの条件(★★★)
  
 



(2000年04月18日予定)

 

 
 

●黄昏の天使たち(★★★)
 
 



(2000年04月18日予定)
  

 
 

●あぜ道のメルヘン(★★★★)
 
 



(2000年04月18日予定)
 

 
 

●科学飯盒スイハンジャー(★★)
 
 



(2000年04月18日予定)
 

 
 

●奇跡をあげる:表紙(★★★★)
 
 コミックスの表題になっている『奇跡をあげる』の主役二人が表紙です。「『奇跡をあげる』は、2人の表情と姿勢だけで性格が見事に表現されている」と、ある人が言っておりましたが、まさにその通りの表紙。折り返しや裏表紙もこの2人なのですが、色使いがちょっと精進いるかなって感じがするものの(だから星が4つなの)、表情といい雰囲気といいもう何も言うことないや、これ(^_^;) ちなみに一番のお好みは折り返しのロングヘアー実花ちゃんです(笑)
 
(2000年04月16日)

 

 
 

●奇跡をあげる(★★★★★★★)(^_^)
 
 どうしてわたし、実花じゃないんだろう・・・双子なのに、比べられて暗いと言われてしまう結花は、姉の実花のようになりたいと思う。その実花からおしえてもらったのが、「なりたい自分になれる」おまじない。そして、そのおまじないをやってみたら、なんと実花になっちゃった・・?



 いや〜、全体感想の方にも書きましたが、この『奇跡をあげる』をみてホントにびっくりしてしまいましたよ(^_^;) 思わず星を5個以上つけちゃいました(笑)
 
 って、衝撃を受けたのは1998年の夏のことなのですが、何度見返してもイイ作品です。当時もNiftyのFCOMICMG(コミックフォーラム雑誌館)の会議室で「いいねぇ〜」と騒いでいたのを思い出します(笑)

 なんというか、最初の2ページ半で状況説明がすべて出来ている演出のうまさ。この部分の前後は大体2コマずつが対になって状況説明をしてるんですが、言葉で説明していないところを絵で説明し、絵だけではわからない部分を言葉でフォローする。じつに見事です(^_^;)(ここで「ほら、こんなにそっくり」とか実花に言葉でいわれちゃったら興ざめです(^_^;)) おまじないのすずらんを勧めるシーンも無理がないし、「おまじない企画物」とは思えないほどのスムーズさが光ります。
 
 さて、この作品の特にお気に入りなシーンは、実花が結花をひしっと抱きしめてるシーンだったりします(^_^;) 最初の抱き抱きっシーンと、次のひしっと抱くシーンで、実花→結花の想いが手に取るようにわかってしまいます。相互にらぶらぶな姉妹なんですねー。実花の方が結花をより愛してるようですけど(^_^)
 
 余談ですが、髪切って2人がそっくりになったんなら、このあといろんな混乱が起きるんだろうなぁ(^_^;) もともと実花ちゃんはもてているようですし、結花ちゃんと実花ちゃんを間違えて一波乱ありそうな気もします。

(2000年04月16日)
    

 
 

●奇跡をあげる〜ときめきの予感〜(★★★★★)
 
 「両想いになれるおまじない」を教えてもらった藤原菜乃ちゃん。けれど好きな人がないので、幼なじみの岡崎巧くんで試してみることに。でも巧が好きな片思いの相手は誰・・? 浜田先輩?それとも・・・?



 『奇跡をあげる』無印(笑)が載った後、あちこちで「これ連載になったらいいのにねぇ〜」「実花・結花姉妹って良いキャラクターだから、続きがあればいいね」などとNetで話していたのですが・・・現実になってしまって大喜び、さらに2作品あわせ技だったのでちょっとびっくりー、でした(^_^)
 
 さすがに最初の『奇跡をあげる』ほどのインパクトはありませんでしたが、これもかなり良い作品です。難をあげれば、短い作品なので巧くんの菜乃ちゃんへの気持ちを示すシーンが少なすぎて苦しいという点かな? あまり詳しく説明するのも野暮なシーンではあるのですが(笑)。名前でなく苗字で呼ぶようになった、などで説明はつくんですけど、この年頃って想う相手でなくてもそうなっていくものなので、もう少し説明出来るシーンが欲しいような。
 
 ちなみに一番気に入ったのは後半の「ぐすぐす」と泣きながら巧くんの家の前で
「こないだのおなまじないどーなった」と訊いているコマです。え、変なシーンかなぁ〜?
 
(2000年05月05日)

 

 
 

●奇跡をあげる〜シャボン玉の恋〜(★★★★★)
 
 自分の周りには素敵な人がいない、と「ステキな男の子と出会えるおまじない」をやってみる浜田あゆみ嬢。なにしろ彼女の周りにはマジメな中島君ぐらいしかいないのだから。しかしさぼっていた委員会に岡崎巧くんという素敵なコがいるのがわかって・・・



 あわせ技のその2です。思うに、「ステキな男の子と出会えるおまじない」って、どうみても素敵な子ってのは岡崎君じゃん(^_^;) 中島君とはとうの昔に出会ってるんだから、あきらかにこのおまじないの効き目はあって、それは岡崎君に会ったことであるのは確かです(笑) 中島君がかっこよく見えたのはおまじないのおかげじゃないぞっと。(かっこよくなってるのは中島君自身の努力なのだ(^_^))
 
 このあわせ技方式はちょっと気に入りました。なにせ『ときめきの予感』だけでは、浜田さんが単なる敵役のみで登場しているだけだったので。こういった話にフォローがつくのは珍しいですし、同じ話を別の角度から見たものとして再構成された『シャボン玉の恋』が、独立した一つのエピソードとしてもしっかり読むことが出来るの素晴らしいと思います。
 
 で、この話のキモは、先に『ときめきの予感』があるという点。読者は浜田さんの想いが決して届かない「空回り」をしていて、岡崎君や藤原さんに関わるシーンの次には何が起こるかわかっているわけです。でもおもしろく読める。手の内が解っていても、追加されているエピソードの配分が巧妙なのです。屋上のシーンからページをめくると一転してどん底のシーンになっている所は最高ですねぇ(笑)。先の作品を上手く使ってます。見事だわぁ(^_^)。
 
#最後のページの片目を瞑ったあやめさんが結構可愛くて好きですな(笑)
 
(2000年05月05日)

 

 
 

●奇跡をあげる〜ナイショの宝物〜(★★★★)
 
 今朝、あこがれの八坂蓮くんと仲良くなれる夢をみたともみちゃん。けれど現実では自転車で彼とぶつかってしまう。そのとき落とし物をしてしまった八坂君のために、「なくした物がみつかるおまじない」をするともみちゃんなのだが・・・。



 短いのでちょっと苦しいかな? 結構甘い評価で☆が4つです(^_^;) これはわりと「普通」ですねー(^_^;) エピソード的にもあまりおまじないが効いているように感じないし(^_^;) なんかひねりがあった方が〜と思う作品でありました。
 
#頑張って自転車描いたんだろうなぁ(^_^;)
 
(2000年05月05日)
 

 
 

●奇跡をあげる〜笑顔の引力〜(★★★★★★)
 
 ぎこちない自分の笑顔を気にして、裏庭でひそかに「可愛い笑顔になるおまじない」をする氷室さん。でもみんなには「黒魔術?」とか言われてしまう。けれど、木に登って降りられなくなってしまった子猫を助けたりする女の子なのです。その子猫の世話をしているのは生嶋君なんだけど・・・・。



 また☆数オーバーだが(^_^;) にゃんこが、にゃんこが素晴らしいっ(笑) 動物描けるんだー(^_^;)(なにせ、ずっとタイやイカやカラス天狗のよーな、動物とは言いがたいモノばっかり目にしていたので(^_^;))
 
 怖い顔のキャラクターもいけます(笑) 実際には笑顔が素敵な氷室さんなんですが。 笑い顔だけで猫もびびらせる威力がなんともいえません。優しい顔と怖い顔の落差を上手く使ってますね(^_^) 「黒魔術」の繰り返しギャグもキてるなぁ(^_^;) 
 
#作り笑いでない笑顔はステキ、ということで(^_^) 
 
(2000年05月05日)
 

 
 
●お願い・プラム(★★★★)
 
 雪人くんと仲直りするために、いろんなおまじないを行ってみる杏ちゃんの前に、おまじないの妖精プラムが現れた!。「信じてくれなければおなじないはきかない」というプラムに教えてもらったおまじないを、杏は信じ切れないの?・・



 プラムです。プラムに尽きます。プラム以外の何者でもありませんっ! ってな具合で、近年まれにみるくらい可愛いキャラクター「プラム」の魅力が炸裂しておりますですはい。(これだけかいっ(^_^;))
 
(2000年05月05日)
 

 
 
●奥から2番目(★★★★)
 
 「トイレの花子さん」の映画を見た仲良し4人だけれど、人一倍恐がりな栄ちゃんはひな子ちゃんに学校の花子さんの話をされて脅かされてしまい、もうビクビクの状態。翌日、若葉ちゃんはトイレで栄ちゃんに「花子さん呼び出しイタズラ」をしたのだけど、その後栄ちゃんがトイレ内で行方不明になってしまった・・・



 ストーリーと展開は非常にスムーズで、このノリは好きなんですが・・・唯一引っかかったことがあって・・・。外に三日もさらされて気を失ってたら死んじゃうよ・・・栄ちゃん(^_^;)
 
 「トイレの花子さん」と、企画ものの中では際だった素材なんですが、さすがというべきか上手く処理してます。栄ちゃんの行方不明がかなり強引で引っかかりがあるの点を除けば、ですが(^_^;)
 
 女子トイレのドアを壊すために男に生まれてきた淳くんや、将来男を不幸にするのが確実なひな子ちゃん(あんたもだぞ>若葉ちゃん)が織りなす大技小技の数々は見ていて楽しいです。ストーリーにあんまり関わりのない淳くんの想いとか(チャチャ入れしてるひな子ちゃんが超楽しそうで(^_^))、ありがちとはいえきれいに決まっている最後のオチは見事です(笑)。
 
#この4人には再登場して欲しいなぁ〜(^_^)
 
(2000年05月05日)
 

 
 
●1番星は海の中(★★★★★)
 
 自称天才花火師(実際は見習い(笑))のたつみ君の事が心配なみなとちゃん。なにせ花火の改良が失敗続きなもので。今日も海岸で実験につきあっていたとき、大波がやってきて・・目が覚めたらなんとそこは竜宮城だったぁっ!



 旧タイプの絵の高月さんの作品の中では、一番完成度が高いのがコレじゃないかなー?。ノリと各エピソードの描き方に関しては、前掲の『奥から2番目』のほうが小技も効いていて楽しいけれど(^_^;) まあ絵にはかなりムラがあって、シーンごとで顔がかなり違ってたりするんですが(笑) みなとちゃんの表情がくるくるかわるのは素敵です。最後の方の表情には、今の絵に共通する要素がかなり出てます。で、一番素敵なのが160ページの笑顔かな。なんか絵が違いますけど(^_^;)
 
(2000年05月05日)
 

 
 
●運命のギンガムチェック(★★★)
 
 明日は終業式だというのに、荷物をため込んでいた文ちゃんは体操着を持ってかえる事ができません。詰めるための袋があれば・・・っと、平本くんがギンガムチェックのきんちゃくを貸してくれたぁ(^_^)



 実は今でもどういう模様が「ギンガムチェック」なのかよくわかっていない私なのですが(笑) しかし・・・ヘンだぜ平本くん、その謎の帽子が(笑) 貸してもらった巾着を抱いてアッチの世界に行ってる文ちゃんの表情が良い〜。でも平本君が文ちゃんをどう思っているかは不明なんで、手芸部に行ってもなにか進展するかどうかもわからんな、これは(^_^;)
 
#おねえちゃんは不憫な目にあってますねぇ(^_^;)
 
(2000年05月05日)
 

 
 
  

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